「ヒロインの気持ちってこうなんだ、こんなに幸せなんだ」
「この作品は自分にとってどういう存在か」を問われると、倉科は「私はラブコメをあまりやったことがなくて、やったとしてもヒロインの恋敵みたいな役が多くて、毎回あんまり幸せになれないんですよ。ハッピーエンドを迎えたことがなくて、いつも『私の屍を超えていけ、ヒロインたち!』と思っていたんですけど、今回やっと幸せになれるような役柄で、みんなから応援されて、なんか撮影がすごく楽しかったです。『ヒロインの気持ちってこうなんだ、こんなに幸せなんだ』って思いました」と笑顔で振り返った。
菊池とのラブシーンについては「菊池くんって結構何をやっても返してくださるので、ラブシーンでアドリブを入れても返してくださるから、すごく面白い映像が撮れたなというふうに思います」と明かし、「照れはなかったか?」と聞かれると「全然照れなかった」と返答。
山田から「キスシーンとかはどういう気持ちでやってたの?」と質問が飛ぶと、「ふつうに麻紀ちゃんとして“ドキドキ”くらい。『こっちから撮るからこうしたほうがいいかなぁ』とかそういうことを考えてました」とした上で、「逆に菊池くんはどうだったの?」と問い掛ける。
すると菊池は「夢中でキスしてました」と大胆発言。会場中にドッと笑いが起きた。倉科も「これ絶対ニュースになるよ(笑)」と大爆笑で、菊池は「カット聞こえなかったもん」とにんまりしながら畳み掛けた。
さらに菊池は、「僕も、恋愛をちゃんとしてそれが主軸になっている役が初めてだったので、これからもし恋愛ドラマや映画があるとしたら、自分の中で基準になるような作品になったなぁと思っています」と語った。
「どの年代になっても恋する人はチャーミング」
山田は、「この作品ならではの魅力」を、「かなり際どいテーマを描いているのかなとは思うんですね。女性の結婚についてもだし、年齢についてもだし、自分を恋人として好きなのかそれともお母さんの役割なのかなとか、いろいろなすごく複雑なテーマが盛り込まれていると思うんですけど、それをコメディーの線で保っているのがすごくバランスがいい」と回答。
さらに、「倉科さんがかなり魅力的に麻紀を演じてくれていたので、どの年代になっても恋する人はチャーミングだというふうに見てくれる人は思うんじゃないかなって。だからいろいろな年代の人が恋するドラマが増えたらいいなと希望を持っています」と胸中を明かした。
高橋も「私がいま実年齢が41歳なんですけども、こういう作品の中で、それくらいの年代の男ってあまりピュアな恋愛って少ないと思うんです。けど、やっぱり40,50歳になっても男だって恋をしていいと思うし、僕は恋をしてほしいと思っているんです」と語り掛ける。
続けて「シングルファザーという設定なんですけど、そういう人であっても仕事をしながらでもぜひ恋をしてほしいなと。このドラマの中でも篠原が戦ってますので、ぜひそこを見て、一緒にドキドキしてほしいし、自分の実生活にも恋心を抱いていただけるようなドラマになったらいいなと思っています」と同世代の男性にエールを送った。