この春、約1年ぶりの連ドラ主演作「ドラフトキング」(WOWOWプライム)が放送中のムロツヨシ。プロ野球球団スカウトマンたちの熾烈な攻防と人間ドラマを描く同作で、型破りなすご腕プロスカウトマン・郷原眼力(オーラ)を演じている。独善的で協調性もなく毒舌家だが、選手を見る目は確かな郷原の存在感は強烈で、作品のキング(=主演)そのもの。演じるムロ自身も、スーツ姿の背中から主演俳優の風格を漂わせる。とはいえ、ムロは早くからスター街道をまっしぐらで進んできたわけではない。端役から中心へ、ムロの歴史をひもといてみる。
福田組で飛躍!朝ドラでの自由過ぎる演技も話題に
映画「サマータイムマシン・ブルース」(2005年)での演技も印象深いが、ムロがお茶の間に知られるきっかけになった作品といえば、やはり2011年に初めて放送されたドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京系)だろう。コメディーの奇才・福田雄一が手掛け、現在はディズニープラスなどで配信中の同作で、ムロは“勇者”ヨシヒコ(山田孝之)と共に旅をするうさんくさい“魔法使い”メレブを演じ一躍注目を集めた。
この時、ムロは35歳。長い下積みを経て、かなり遅咲きでのブレイクだったが、そこからの快進撃はすさまじい。以降、映画「HK 変態仮面」シリーズや実写版「銀魂」シリーズ、ドラマ「今日から俺は!!」(2018年、日本テレビ系)など、福田組作品のコメディーパートをけん引する存在に。絶妙な間ととぼけたセリフ回しで3分に1回は視聴者のクスクス笑いを誘い、ドラマや映画に引っ張りだこのコメディー俳優へと急成長を遂げた。
連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年、NHK総合ほか)では口ひげをつけ、エキセントリックな天才建築家・竹元教授を好演。国民的番組でムロが見せた“コント一歩手前”の自由過ぎる演技は話題を呼び、一気にお茶の間の人気者へと飛躍した。
本格ラブストーリーで見せた主演俳優の佇まい
肩の力がいい感じに抜けたオモシロお兄さん、コメディー作品に欠かせない名バイプレイヤー。そんな立ち位置が確立しかけていた2018年、ムロは唐突に、新たな一面を見せてきた。戸田恵梨香とのタッグで挑んだ本格ラブストーリー「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)の元小説家・間宮真司だ。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-brave-yoshihiko-and-great-satans-castle/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-brave-yoshihiko-and-the-demons-key/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「勇者ヨシヒコと導かれし七人」を見る
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