倉悠貴、醍醐虎汰朗、水上恒司が、ヤンキー漫画「OUT」の実写映画化でメインキャラクターを演じることがわかり、3人と脚本・監督を務める品川ヒロシからコメントが届いた。
「ドロップ」で恐れられた伝説の超不良・井口達也のその先の物語
2023年11月に全国公開される本作は、累計発行部数650万部を突破した同名漫画(原作:井口達也/漫画:みずたまこと)が原作。自作の小説「ドロップ」を監督・脚本を務めて映画化した品川が、今回も監督・脚本を担う。「ドロップ」で“狛江の狂犬”と恐れられた品川の中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語で、伝説の超不良・井口のその先の物語を描く。
今回、解禁となったのは、物語の重要なメインキャラクター、主人公で伝説の超不良・井口達也(いぐちたつや)、暴走族「斬人(キリヒト)」総長・丹沢敦司(たんざわあつし)、副総長・安倍要(あべかなめ)を演じるキャストの3人。
倉が暴走族の特攻隊長で、かつて“狛江の狂犬”と恐れられた超不良役の井口達也役を、醍醐が中性的な外見とはうらはらに、総長に君臨するに相応しい才能とカリスマ性で圧倒的な強さを誇りながら猟奇的一面をみせる丹沢敦司役を、水上がリーゼントのヒゲ面デカ男、強面の外見だが律儀で義理人情に厚い、男気溢れる熱血漢でメンバーをまとめ上げる安倍要を演じる。
倉悠貴コメント「絶対縁がないだろうと思っていたヤンキーの役…覚悟を決めました」
――ご出演オファーを受けられた際のお気持ちをお聞かせください。
絶対縁がないだろうと思っていたヤンキーの役、それも井口達也役に巡り合って、今でも驚きを隠せません。本当にこの大役を自分が担っていいのか、そんな葛藤がありましたが覚悟を決めました。
――脚本・原作コミックを読まれて、どのようなお気持ちで撮影に挑まれましたか?
「OUT」は多くの人に愛されている漫画なので、その期待に負けないように、そして敬意を持って撮影に挑みました。
――今回の役どころを演じられていかがでしたでしょうか?
「ドロップ」で今まで描かれてきた達也の暴力的で荒々しい部分に加えて、アングラな世界に生きるが故抱える、生きづらさや弱さなど陰のようなものを意識して演じました。
――品川ヒロシ監督について教えてください。
とにかく映画に熱い人でした。まずは一緒にジムに通うところから始まりました。撮影中もどんどんアイデアが出てきて、アクションや不良に誰よりも詳しい。あ、この方が撮る「OUT」は大丈夫だなと絶大な信頼を置いていました。
――撮影はいかがでしたか?
アクションがとにかく多いので、体力的にかなり大変でしたが、全員が熱量高く、幸せな現場でした。
――共演される醍醐さん、水上さんについてお聞かせください。
2人とも魅力的すぎてずっと嫉妬してました。同世代の俳優と共演することも中々ないものなので、良い刺激になりました。
――本作を通して伝えたいことを教えてください。
OUTの世界は、現代社会の中で生きる僕たちに通ずるものがあるような気がしています。彼らのまっすぐな信念や絆に何か感じていただけたら嬉しいです。