2021年に放送され好評を得たドラマ「正義の天秤」(NHK総合)が新シリーズとして帰ってきた。元外科医の天才弁護士・鷹野和也(亀梨和也)が数々の難事件の真相を暴く本格法廷ミステリーだ。
自分の中でもう一度キャラクターを呼び起こし、作り上げる作業が必要だった
season1が終わるときに共演者の皆さんやスタッフさんと「season2もやりたいですね」という話はしていたのですが、確実に決まっていたわけではなくて。心のどこかで希望を持ちつつ…という感じだったので、またやれるとなったときはすごくうれしかったです。
鷹野を再び演じるに当たっては、少し時間が空いたのでseason1を全話見返しました。自分の中でもう一度キャラクターを呼び起こし、作り上げる作業が必要だったので。自分のやってきた感覚、というものを取りこぼしたくなかったんです。
season2ではより人間味のあるところも出るといいなって
――というのも、鷹野は自身の持つ要素とは異なるベクトルで作っていった役だったのだそう。
声のトーンや抑揚、所作とか、僕自身とは違うところで演じていたキャラクターだったので、鷹野独自の感覚を呼び覚ます作業は絶対に必要でした。
加えてseason2ではより人間味のあるところも出るといいなって。season1はまばたきなども含め意識して演じていたんですけど、そういう細かいしぐさも変わっているかもしれないです。