ゴールデンウィークの真っただ中、行楽地もにぎわっているというニュースが見られるが、忘れてならないのは5月4日の「スター・ウォーズの日」。この日はジョージ・ルーカスの作品やスター・ウォーズ関連の作品を祝う記念日として、世界中のスター・ウォーズファンが歓喜する日でもある。由来は、有名な「フォースと共にあらんことを(May the Force be with you)」というフレーズが、“May the Fourth(5月4日)”と似ているというところから。そういうしゃれっ気のあるところもSWらしい楽しさとユーモアを感じさせる。そんな今日5月4日に「スター・ウォーズ:ビジョンズ」のシーズン2(VOLUME 2)の配信がディズニープラスでスタート。ということで、シーズン1を振り返ってみようと思う。(以下、ネタバレを含みます)
日本の7つのアニメーションスタジオが制作
「スター・ウォーズ」の歴史は長く、多くの人たちに愛されてきている人気シリーズだが、さまざまなメディアミックスを展開し、独創的な作品も制作されていたりする。「スター・ウォーズ:ビジョンズ」もその一つ。「スター・ウォーズ」の世界観を基に、日本の7つのアニメーションスタジオがそれぞれの個性を生かして短編作品を制作した。
シーズン1では、「ポプテピピック」などを手掛ける神風動画、「ペンギン・ハイウェイ」のスタジオコロリド、「キルラキル」のトリガー、「メイドインアビス」のキネマシトラス、「天国大魔境」のProduction I.G、「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半タイムマシンブルース」のサイエンスSARU、「ゴールデンカムイ」のジェノスタジオ。日本のアニメ界を牽引する、まさに気鋭のスタジオが勢ぞろいしている。
黒沢映画の世界観も…個性豊かな作品がズラリ
神風動画による第1話の「The Duel」は、謎めいた流れ者の浪人が、荒くれ者の山賊に襲われた村を守るべく立ち上がるという作品。モノクロを主体とした映像で、「スター・ウォーズ」が黒澤明監督の時代劇の影響を受けているというところに関連し、SWの世界観と黒沢映画の世界観を融合させた雰囲気に仕上がっている。
スタジオコロリドの「タトゥイーン・ラプソディ」は、ジャバ・ザ・ハットとボバ・フェットからメンバーの一人を救い出すために、大きな夢を持ったバンドが立ち上がるという作品。タイトル通り、砂漠の惑星“タトゥイーンが舞台になっており、シリーズでおなじみのキャラクターが登場するが、キャラをかわいらしく表現したり、表現はかなり自由に行っているので新鮮に感じる部分も多い。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/star-wars-visions/
▼Disney+(ディズニープラス)特集ページはこちら
スクウェア・エニックス
発売日: 2023/01/25