アクション満載!大野智主演「忍びの国」撮影秘話
7月1日(土)公開の映画「忍びの国」で、最強の忍び・無門を演じた大野智。撮影を振り返り、3日間かけて撮ったアクション満載のクライマックスシーンの秘話を語ってくれた。
「朝から晩までずっと撮り続けていましたね。十何ブロックかに分けて撮ったんですけど、1ブロックを撮り終わったら、次のブロックのカメラのセッティングをしている間に練習して、すぐ次のブロックへ…という流れで、どんどん進んでいくんですよ。近い距離で(敵役の鈴木亮平と)戦うので、集中力を切らすと相手に当たっちゃう。だから、亮平くんとも普通の会話ができないくらい、お互いずーっと真剣にやっていましたね。今振り返っても、よく撮ったなーと思います」。
また、無門と敵対する織田信長の次男・信雄を演じた知念侑李への思いも。
「今まで侑李とは『ワクワク学校』とかで一緒になったことはあって、いつもニコニコしているイメージだったんですよね。今回、怒っている顔や泣いている顔を初めて見て、すごく新鮮な気がしました。撮影前に台本を見た時、信雄がずっと怒鳴っている場面があるのを知って、どうやって演じるのかなと思っていたんですけど、仕上がった作品を見たら、ただ強がっている“信長の息子”ではなく、ちゃんと信雄の人柄が現れているんです。泣くシーンでも、信雄が抱えていたつらさがにじみ出ていて、いとおしく感じたし感動しました。そう思えたのも、侑李が真剣に役と向き合っていたからだと思います」。
そんな風に評された知念は、事務所に入る前から大野に憧れていたという自他ともに認める大野ファン。共演について、その熱い思いを語ってくれた。
「10年以上言い続けてきた夢がやっとかなって本当に幸せです。大野くんも『やっと一緒にできるときが来たね』って声を掛けてきてくれて、大野くんもそう思ってくれていたことがうれしかったな。共演して、ますます大野くんのことが好きになったし、一緒にお芝居できた時間は宝物です」。