「どうせダサくなるなら、せめて笑い飛ばせるように」
しかし、今一番ダサいのは自分…と瞬は思った。颯に勉強をみてもらって赤点を回避して、先輩たちと試合出られたのに、三間に見られた、公園で転んで頭をぶつけたカッコ悪い姿を挽回したいのに、「絶対にやってやる!」と気合を入れたのに、ここまで何もできていない自分が悔しかった。だが、失敗を笑い飛ばす蒼真の余裕と強さを思い出して、自分もそうありたいと思った瞬は、「どう生きたってダサくなるなら、せめて笑い飛ばせるくらいの男になろう」と、緊張が解け、見事にゴールを決めた。
蒼真は、瞬がゴールを決めた瞬間をカメラにおさめた…はずが、キャップは付いたまま。ファインダーを覗き込んで視界が真っ暗だった蒼真は、自分のドジっぷりに突っ伏して大笑い。さっき遅れて到着した時、「一度間違えたから、もう同じ事はしないと思う」と言ってたのに…。
またまたまたカメラレンズのキャップを外し忘れる蒼真
試合は残念ながら負けてしまったが、先輩たちは「活躍してくれてありがとな」と、瞬をねぎらった。「別に…」と強がる彼が先輩たちはかわいくて仕方がない様子。「ホントにかわいいヤツ」と言われた瞬は、NGワードの「かわいい」に過剰反応。皆は怒る瞬がさらにかわいく、ワザとバックハグしたり羽交い絞めしてからかった。その様子を「いいですね、青春」と微笑ましく見守る三間たち。そして蒼真が、じゃれ合う瞬たちにカメラを向ける。が、またキャップが…。二度間違えたのに、まだやらかす蒼真が愛しすぎた。
このシーンで、カメラのキャップを外した颯のドアップショットになったのだが、「カッコよすぎる!」「演出最高!!」「心臓ヤバい」と、命が危なくなった報告がツイッターに溢れ返った。また、颯の後ろから微笑みながら覗き込む三間にも胸キュンしたようだ。
そして、ラストに5人目の“クールドジ男子”、小説家の五十嵐元晴(瀬戸利樹)が登場。早速、編集者との待ち合わせ場所の南口を東口と間違えてドジっぷりを披露。彼が次回から4人とどのようにかかわっていくのか。楽しみがまた1つ増えた。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョンドラマ部
LAPONE ENTERTAINMENT
発売日: 2023/04/05