5月23日(火)より、深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の8作品目として、『スイートモラトリアム』(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBS※一部地域をのぞく)がスタートする。今作で、両極端な2人の女性の狭間で思い悩む主人公・柏木心を演じるのは鈴鹿央士。映画「蜜蜂と遠雷」(2019年)でスクリーンデビューして以降、立て続けに話題作に出演してきた鈴鹿が、同ドラマでは主人公が抱える葛藤や、その心の機微を繊細かつ丁寧に演じる。このたび、WEBザテレビジョンでは鈴鹿にインタビューを行い、作品の魅力や、共演者たちの印象、そして5年の芸能活動を振り返り、刺激を受けたという先輩俳優との出会いなどについてたっぷりと語ってもらった。
じれったくて切なくて甘いラブストーリーを実写化
同作はマンガアプリ「マンガボックス」で連載していた、たまいずみによる同名漫画を実写化。社会的な責任や義務を果たすことを猶予された、自分探しのための試行錯誤の時間である“モラトリアム”期の若者たちが悩み傷つき、もがきながら成長する姿を描く、じれったくて切なくて甘い等身大のラブストーリー。
また、自由奔放な心の元カノ・大森りんご役を小西桜子が、彼氏である心をいちずに思い続ける心の今カノ・上条小夜役を田辺桃子が演じる。
「 “分からない”ということが面白かった」
――台本を読んで面白いと感じた部分や魅力的だと思ったことを教えてください。
予想外のことばかり起こる台本だなと思いました。分からないことが起きるから面白いというか、“分からない”ということが面白かったです。
僕も台本を読んでいて“なんで心くんってこんなことするんだろう”と思ったりしたのですが、そこに面白さがあるというか。だから皆さんも見ていて驚く場面は多いんじゃないかなと思います。
――鈴鹿さんご自身と心の共通点はありますか?
若林時英くんが演じた田中と撮影をする中で、二人だけの“ノリ”みたいなものが生まれたんです。原作でも(心と)田中は打ち解けた間柄なのですが、現場でお芝居しているうちに二人の“ノリ”が生まれたりして。
僕も小中高とずっと一緒だった友達が岡山にいるのですが、その友達とだけのノリもありますし。やっぱり、誰とどこにいるかによってみんな違うと思うんです。心くんだってりんごちゃんといる時と、小夜ちゃんといる時とでは打ち解け度合も違いますし。
そんな中で気心の知れた友達といる時の僕と、田中といる心くんっていうのは、打ち解け方が似ているのかなと思います。(心に)僕が似せたのかもしれないですけど(笑)。
――心というキャラクターは鈴鹿さんにとって演じやすいキャラクターですか?
演じるのは難しいかもしれません。心くんは選択肢が多すぎるというか、自分が(台本を)読んで想像できる心くんの心情がすごくたくさんあって…。でも、あまり決断しないから、その答えは書いていないので、自分で決めなきゃいけなくて。枝分かれした先の答えを見つけていくのが難しかったですね。
TBS深夜ドラマ・ドラマストリーム『スイートモラトリアム』
■地上波放送情報
5月23日(火)より地上波放送スタート
毎週火曜夜0:58-1:28 TBS※一部地域をのぞく
■配信情報
先行有料配信「Paravi」「U-NEXT」にて各話地上波放送1週間前の火曜正午に配信
※各話地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」にて無料1週間見逃し配信