見上愛が、2024年放送スタートの大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。吉高由里子主演、大石静が脚本を務める同ドラマは、紫式部を主人公に、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性の秘めた情熱と想像力、ひとりの男性への思いが描かれる。
見上は、道長(柄本佑)の長女・藤原彰子を演じる。幼いうちに一条天皇に入内し、定子(高畑充希)と競う立場となる。紫式部(吉高)は才を見込まれ、彰子の元に宮中女房として出仕する。彰子は、一条天皇にふさわしい妃になろうと努力を重ねる、という役どころだ。
素晴らしいキャストの皆様と交わせる日が楽しみ
――演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
彰子は、可愛らしい姫のころ入内し87歳まで生きて、政治上のゴッドマザーとも呼ばれる存在になっていった人物です。時には父親の意見にも反対し、紫式部とは師弟関係を超えて友情に近いものを築きました。優しさと誠実さを持ち合わせた、聡明な女性という印象です。千年前の空気を感じながら精一杯演じられたら、と思います。大石先生の紡いだ言葉を、素晴らしいキャストの皆様と交わせる日が楽しみで仕方ありません。
――大河ドラマの出演歴や思い出などを教えてください。
大河ドラマには初出演です。日曜日の夜、家族団欒の時間に、いろいろな時代に思いをはせられるドラマという印象で、そこに自分が参加できることが、とてもうれしく思いながらも緊張しています。
新しい発見のある場所だと感じています
――およそ千年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみについてお聞かせください。
大河ドラマは衣装やセットが豪華な印象で、千年前の人物を演じる準備(所作など)も楽しみです。
――古都京都の印象や思い出はありますか?
京都は修学旅行や撮影、舞台の公演で何度か訪れたことがありますが、その度に新しい発見のある場所だと感じています。高校生の時は、金閣寺のきらびやかさに目を惹かれ、お茶菓子のおいしさに心躍らせていました。が、大人になってから訪れると、銀閣寺に惹かれたり、京野菜や和雑貨に目がいったりして、同じ街を歩いていても、その時々で見える表情の違うところが京都のおもしろさだな、と思います。
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