犬飼貴丈“豊”「この幸せが…ある日突然なくなるかもしれない」、飯島寛騎“穣”との別れを想像し不安になる<僕らの食卓>
犬飼貴丈と飯島寛騎がW主演を務める「僕らの食卓」(毎週木曜夜11:00-11:30、BS-TBS)の最終話となる第10話が6月8日(木)に放送される。同作は、三田織の同名人気コミックを原作に、共に食卓を囲むことで縮まっていく距離感を丁寧に描く食と家族のハートフルドラマ。
孤独なサラリーマンが年の離れた“兄弟”と出会う
育った環境の影響で誰かと一緒に食事をするのが苦手な会社員・豊役を犬飼、見た目は怖いが、いつも弟の面倒を見ている家族思いの兄・穣役を飯島が演じるほか、明るく元気で上田家のムードメーカー的存在であり、穣の弟・種役で本格的なドラマ初挑戦となる前山くうがが出演する。
また、穣と種の父で陶芸家である耕司役の原田龍二や、古畑星夏、市川知宏、てつじ(シャンプーハット)ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)
互いの気持ちを確かめ合った二人の“優しいキス”
6月1日に放送された第9話では、気まずい思いを抱えたまま、会えない日々を過ごす豊と穣は、初詣に行く約束をした“元日”が近づいていた。
そんな中、豊は久しぶりに実家を訪れると、両親が出かけており兄・勇樹(市川)と二人きりの時間を過ごすことに。そこで、勇樹から「ずっと申し訳なさそうにしてるよな、昔から」と指摘された豊は「それは…ずっと思ってたから。穂積家に来て、兄さんの家族を奪ってごめんてって」と静かにつぶやく。
すると、勇樹は豊が養子としてやってきた当初は子どもだったこともあり、複雑な心境だったと告白。だが、「いつまでも“家族じゃない”みたいな顔をしていたのはお前の方だろ?」と言われた豊は、思わず言葉を失ってしまう。自分の方から家族に対して壁を作っていたことに気付き、ようやく家族と笑顔で話せるようになる。そして、何かが吹っ切れた様子の豊は、穣の元に走り出す。
その後、穣と久しぶりに会った豊は、今抱えている穣への“想い”を紡いでいく。そして「好きって気持ちじゃ足りないくらい僕は穣のことが大切なんだよ!」「だから…触れられてもいい」、そう言って穣の手をつかむのだった。
奇跡のような出会いを経て、ようやく互いの気持ちを確かめ合った二人。ぎこちない二人のキスは思わず胸が温かくなるような、美しく、優しいキスだった。