俳優の中川大志、玉木宏、土屋太鳳(オンライン参加)が6月6日、都内で行われた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2023」オープニングセレモニーに出席。WOWOW開局30周年を記念したプロジェクト「WOWOW アクターズ・ショート・フィルム3」にて、監督としてショートフィルムを制作した感想を語った。
子どもの時から「映画作りの裏側を見るのが好き」
ショート・フィルム「いつまで」を制作した中川は「自分は子どもの時から役者の仕事をさせてもらっていて、当時から映画作りの裏側を見るのが好きでした。学生の時も遊びで友だちとやっていたんですけど、今回はこのプロジェクトのぜいたくすぎるバックアップを受けて、思う存分楽しんでやらさせていただきました」と笑顔を見せた。
「COUNT 100」の監督を務めた玉木は、撮影で大変だったことを聞かれ「なかったです。本当に楽しいばかりで、時間を忘れていつまでも撮影していたくなるような感じでした」と返答。本来は監督に専念したかったそうだが、同プロジェクトでは必ずワンシーン出演することが条件に。「できれば出たくなかったです(笑)」と本音を漏らした。
有村架純に熱烈オファー
また、オンライン参加となった土屋は「Prelude〜プレリュード〜」と題したショート・フィルムを制作。撮影した感想を「すごく幸せな時間でした。心強いスタッフさんがそろっていたので、撮影に不安はなかったです。俳優業としては踏み込めないキャスティングだったり、ロケハンに参加させていただけたので、非常に勉強になりました。改めてスタッフさん方への尊敬の気持ちがより大きくなりました」と述べた。
難しかったところについては「25分間に収まるのかどうかってところです。どれくらい削らないといけないのかっていうのが難しかったです」と振り返った。
そして、土屋が監督を務めた作品には有村架純が出演。オファーの方法を聞かれ「すごく難しい役柄で、ある一瞬で過去を表現してもらわないといけなかったので、全身で役を成り立たせるには『架純ちゃんの力をお借りするしかない!』と思って『ぜひ力を貸してほしい!』とオファーさせていただきました」と明かしていた。
セレモニーには、俳優の別所哲也、高良健吾、安達祐実、南琴奈、タレントのLiLiCo、能楽師の野村萬斎も登壇した。
◆取材・文=大野代樹
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