日本初上演、上田竜也主演舞台「After Life」の公開ゲネプロ・取材会が、7月7日に東京・新国立劇場 中劇場にて行われた。1998年にカナダ、1999年に日本で公開された是枝裕和監督の映画「ワンダフルライフ」を、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」の脚本を手掛けたジャック・ソーンが舞台化した本作。“人にとって思い出とは何か?”という普遍的なテーマを、主演の上田、共演の相島一之、野波麻帆、味方良介、森準人、大崎凛、斎藤瑠希、大鷹明良、高橋惠子ら個性豊かなキャストが演じる。取材会には上田、相島、高橋、演出を手掛けた河原雅彦が登壇し、7月8日(土)に初日を迎える本作への意気込み、舞台裏での様子などを語った。
「After Life」ストーリー
5人のガイドが待つ空間に迎え入れられた死者たち。死者たちは、1週間のうちにガイドの導きで生前の大切な思い出を一つ選び、ガイドがその思い出を再現。
選び出した大切な思い出の中で永遠の時を過ごすことを告げられる――。
ガイドに導かれながら、それぞれに思い出を選んでいくが、その中に思い出をいつまでも選べず、独り悩み続ける老人がいた…。
彼を担当するガイドの2番(上田)は、なんとか助けようと彼の過去を調べるうち、ある事実にたどり着く。1週間の期限を迎え、それぞれが迎える結末とは――。
“まさにKAT-TUN!”
拍手の中、それぞれの役衣装に身を包んだ上田、相島、高橋と河原がステージ上に。初日を迎えるにあたって現在の気持ちを聞かれた上田は、「果たして初日を迎えられるのか…まさにギリギリでございます」と神妙な面持ちでコメント。“まさにKAT-TUN!”と会場は大きな笑いに包まれたが、実際に進行状況がギリギリのようで、今回のゲネプロが1幕のみの上演になった経緯を告白。
また、これまでに多くの舞台に立ってきた高橋も「同じく、私もこんなにギリギリという感じは初めてですけども、キャスト・スタッフとはこの2カ月和気あいあいといいますか、支え合ってきましたので、信頼関係は出来ております。きっと上手くいくと思います!」と力強く思いを明かし、上田、相島、河原と笑顔を交わした。
相島も「元が大変なお芝居なんですよ!向こう(イギリス)は、ちょっとした小劇場でストレートプレイみたいな感じでやっているんですけど、(今回は)こんなに大きな劇場で、しかもエンターテインメントに仕立ててるんですよ。なんで、大変なんですね~!明日の本番には必ず間に合いますから、期待していてください!」と身振り手振りを交えて力説し、取材会を盛り上げた。