静と桜庭の関係が綾華と東郷に及ぼす影響は?
実は、桜庭は静の息子だった。名家の一人娘として跡継ぎとして教育されてきた静は親が認めた相手ではない人と大恋愛をしたものの、“家”を捨てることができなかった。子どもを相手男性に託して家に戻り、その後、智宏と結婚したのだ。
桜庭は、静が自分を捨てたと思っていたが、先ごろ亡くなった父から自由で幸せな人生を歩んでほしいと願っていたためだと聞いた。父と親戚と大所帯で暮らしてきた人生は幸せだったが、実の母に会いたかった。そして、ずっと静のことを思っていた父の気持ちを伝えたかったのだ。
桜庭の話を静は涙を流して聞いていたが、「母さんと呼ぶのはやめて。私はもうあなたの母親にはなれないんです。私と関わることは許しません」と告げて立ち去った。
名家であればあるほど、重くのしかかるものなのか。桜庭と静の対面は悲しく、切ないものだった。ただ、東郷は智宏と愛人の子であり、静と血のつながりはない。そんな東郷を跡取りとして大切に育ててきた。そして、そのためか、綾華と東郷を別れさせようと企み、神山を巻き込んでいた。
桜庭は純粋に実の母に会いたかったような雰囲気だが、静の企みは止まらないようだった。さらに、智宏が桜庭のことを何も知らずに抜擢したのかというのも謎だ。
次回、6月13日(火)放送第9話の予告では、東郷が綾華に「うっとうしいんだよ!」という場面が。東郷を信じたいが、静や桜庭の存在の余波が気になるところ。
視聴者の間では「お父さんと桜庭くんはどこまで知ってんの?」「静さん悲しいな」「桜庭さんがラ・ブランシュの社長になった理由ってお母さんに会いに来ただけじゃなさそう」「予告がまた不穏だよ」などとざわつきが広がっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部