犬飼貴丈“豊”のスマホを見てしまった飯島寛騎“穣”…旅行先で二人は気まずい雰囲気に<僕らの食卓>
犬飼貴丈と飯島寛騎がW主演を務める「僕らの食卓」(毎週木曜夜11:00-11:30、BS-TBS)の、スピンオフとなる『僕らの休日』が6月15日(木)に放送される。同作は、三田織の同名人気コミックを原作に、共に食卓を囲むことで縮まっていく距離感を丁寧に描く食と家族のハートフルドラマ。
孤独なサラリーマンが年の離れた“兄弟”と出会う
育った環境の影響で誰かと一緒に食事をするのが苦手な会社員・豊役を犬飼、見た目は怖いが、いつも弟の面倒を見ている家族思いの兄・穣役を飯島が演じるほか、明るく元気で上田家のムードメーカー的存在であり、穣の弟・種役で本格的なドラマ初挑戦となる前山くうがが出演する。
また、穣と種の父で陶芸家である耕司役の原田龍二や、古畑星夏、市川知宏、てつじ(シャンプーハット)ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)
おとんの“愛情”が臆病になる豊を包み込む
6月8日に放送された第10話では、互いの気持ちを確かめ合った豊と穣の“すれ違い”が描かれた。日に日に大きな存在になっていく穣との別れを想像して臆病になる豊と、突然のそっけない態度に戸惑う穣。少し不器用で優し過ぎる二人に寄り添ったのは、上田家の大黒柱・耕司(原田)だった。
ある日、豊は耕司に誘われて上田家を訪れる。“おとんのスペシャルメニュー”を楽しむと、そのまま上田家に“お泊り”をすることに。穣が種と風呂に入っている間、部屋でアルバムを眺める耕司を見つけた豊は、振る舞ってもらった“スペシャルメニュー”が亡くなった妻との思い出の味であることを知る。
そこで大切な人との別れをどうやって乗り越えたのか、と問われた耕司は「僕はね、妻のことを全く乗り越えられてないんだよ」と断言。その後、「それでも僕はいいと思ってるんだ。誰かを愛することって、失う時の痛みも引き受けるってことなんだよ。この痛みは妻を愛した証なんだ…この痛みを味わえて、僕は幸せなんだ」と明かし、その真っすぐな言葉の数々で豊の心をほどいていく。
耕司の言葉に背中を押され、再び穣と向き合うと決めた豊は、二人で出かけた際になぜそっけない態度を取ってしまったのか告白。すると、穣は豊の手をにぎり、「思い悩んだら、俺に話してほしい。二人のことは二人で考えたい」とほほ笑む。“僕食らしい”、心がじんわりと温かくなる第10話だった。