日向亘「自分なりの真田信繁を最大限に表現していきたい」
――演じる人物の印象をお聞かせください。
家康を最後まで追い詰める戦国最後のヒーローと言い伝えられている人物であり、戦国の歴史の中でも数々の伝説を残した誰もが知る武将を演じさせていただくということで、プレッシャーや責任はとても感じていますが、そのプレッシャーすらも楽しみたいと思えるほど、これから貴重ですてきな経験が待っているのだろうと思うと今からとてもワクワクしております。信繁の義理堅く勇猛な武将というイメージを根底に、自分なりの真田信繁を最大限に表現していきたいと思います。
――大河ドラマ初出演にあたってのお気持ちをお聞かせください。
「どうする家康」は一視聴者として毎週楽しませて頂いていたので、出演が決まったという話を突如大量の台本と共に頂いた時はびっくりしました。ふたを開けてみれば真田信繁役をさせて頂けるということで、正直未だに実感はありませんが、この仕事を始めてからずっと目標の一つとして掲げていた大河ドラマへの出演を「どうする家康」で果たすことが出来てとてもうれしく思います。時代劇で憧れていた甲冑(かっちゅう)やかぶとを着てのお芝居やアクションは今からとても楽しみです。
日向亘「家康の葛藤や思い、人柄が丁寧かつ鮮明に描かれている」
――好きな古沢作品を教えてください。
「コンフィデンスマンJP」(2018年、フジテレビ系)は僕の大好きな作品のひとつです。登場人物と一緒に考察をしようと思ったら思いっきり裏切られてしまう、そんな視聴者をもだます展開が最高に楽しいです。
――ここまでの「どうする家康」をご覧になった感想をお聞かせください。
徳川家康の半生を新たな視点で描く今作では、歴史の授業や教科書では学べない、家康の葛藤や思い、人柄が丁寧かつ鮮明に描かれているなと感じました。家臣たちとのハイテンポでクスッとなる会話劇や、尊氏や信玄との手に汗握る攻防戦は視聴者を戦国の時代に引き込んでしまうほどスリリングで大きなスケールを感じ、毎週本当に楽しませていただいています。