蒼太からのメッセージをしばらく返信しなかった結果…
その後、仕事で限定商品を作るための責任者を任されることになった麻紀。やる気に満ち溢れた様子だったが、新しい取引先のデザイナーとして沙織が加わることに…。そこで篠原は麻紀を気遣ってか、「もし君が仕事しづらいようだったら、今ならまだ別のデザイナーにお願いすることもできるよ」と言ってくる。しかし麻紀は、そのまま沙織と一緒に仕事をするという選択をとるのだった。
仕事を進めていく中で、沙織は“蒼太を自分の会社に誘っている”と麻紀に告げる。続けて「今は仕事だけじゃなく、プライベートでもパートナーになれたらって思ってる。ねぇ麻紀さん、どうするの、蒼太くんのこと」「わかってると思うけど、私がこの会社にアクセスしたのは、あなたがどういう人か知りたかったから」などと発言。突然の宣戦布告に、麻紀は何も言い返すことができないのだった――。
その夜、麻紀の元に「会って話したいことがあるんだけど、都合のいい日あるかな」という蒼太からのメッセージが送られてくる。それを見た麻紀は“やっぱり別れたいってことなんだろうな”と考え、そのまま返信ができずに何日も経ってしまう。
自分に自信がないせいで“フラれるのではないか”と怖がっていたものの、ある日「蒼太くんから逃げ続けて、そんな自分のままでいいの?」と自分自身に問いかけ、ようやく蒼太と向き合うことを決心する。そして麻紀は再びネックレスを身につけて蒼太の部屋を訪ねるのだが、既に蒼太は退去していたのだった…。
タイミングが合わず、すれ違ってしまう麻紀と蒼太…
ベランダ越しに蒼太の部屋へ侵入し、空っぽの部屋を見つめて思わず涙する麻紀。ちょうどそのタイミングで蒼太が麻紀の部屋を訪ねるが、麻紀は蒼太の部屋にいるため気づかない…。
そして蒼太は諦めてマンションをあとにするのだが、ベランダにいた麻紀は下を見下ろした際に偶然蒼太を発見する。とっさに「蒼太くん!」と叫ぶ麻紀。しかし、イヤホンをつけていた蒼太は麻紀の声が聞こえず、そのままどこかへ消えてしまう。
麻紀は急いで蒼太を追いかけようとしたものの、時すでに遅し。蒼太の姿は見当たらず、麻紀は途方に暮れるのだった。
そして夜道をトボトボと歩く麻紀の目の前に現れたのは、蒼太ではなく篠原。麻紀に気づいた篠原が駆け寄ってくるシーンで、第11話は幕を閉じている。
次回放送される最終話で、麻紀と蒼太の関係はどのような結末を迎えるのだろうか。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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