中山優馬がジャニーズJr.たちのさまざまな挑戦を見守る『中山優馬×ジャニーズJr.
@YUMA HOUSE』(毎週金曜 夜10時~、BSJapanext)。6月23日の放送では、コンビ芸人・テツandトモを招いて「お客さんの盛り上げ方」を学んでいく。しかしパントマイムを身につけるための練習が、いつのまにか大喜利大会に。普段よりわちゃわちゃ感が増した回となった。
テツandトモと木村拓哉の思い出とは
前週の放送から引き続き、“お客さんを盛り上げる”ためのテクニックを授けてくれる師匠はお笑いコンビ・テツandトモ。冒頭にハプニングエピソードとして、テツandトモが2003年に出場した紅白歌合戦での話を披露した。
実は紅白歌合戦の開始前、誰からも迎えがなかったため集合時間がわからなかったという2人。「なにやってんですか!」とスタッフから急がされ、北島三郎や和田アキ子という大御所をかき分けながら泡を食って指定の場所に向かった。しかしその途中、なんと木村拓哉が2人の腕を掴んで「行かせねえよ」とイタズラをしかけたのだ。
本番開始前には手を離してくれたが、終始笑顔だったという木村。遅刻で固くなった2人の緊張をほぐすためではと分析したテツandトモだが、最後は「木村拓哉さんね…すごい良い香りがした」という謎の感想で話を締めくくった。
その後、同じくハプニングトークとして中山も13歳頃の恥ずかしいエピソードを明かすことに。関西ジャニーズJr.時代、3人組でライブに出る準備をしていた中山。セリと呼ばれる舞台装置の裏にスタンバイした中山は、そのタイミングで「お前だけ衣装間違えてるで」と指摘を受けたのだ。
2人は白いのに、中山だけが真っ赤な衣装。さらにマイクも忘れたことで、“かなり目立つ子が1人だけぽつんと舞台に登場した形だ。ハケようとしても舞台のど真ん中へのスタンバイだったため、「もうどうすればよかったのか…」と当時の気持ちを振り返る中山。なんとか袖にいた桐山照史(ジャニーズWEST)からの「優馬!とにかく踊れ!」というアドバイスが聞こえたおかげで、棒立ちにはならずに済んだという。
テツandトモに教わってパントマイムに挑戦
ネタのなかで、歌に合わせてパントマイムを披露することもあるテツandトモ。たとえば「見えない壁」があるように見せるパフォーマンス1つをとっても、「ディテールの細かさ」が大事だという。壁についた手はしっかり止める、見えない壁があったことに驚くなど、視線や表情でも表現のクオリティがグンと上がるのだ。
壁のパフォーマンスに挑戦した小山十輝も、アドバイスを実践するたびに演技の真実味が増していく。同じく、「扉を開ける」パフォーマンスに挑戦した松浦銀志も「先輩の楽屋を訪ねる」というシチュエーションを与えられると大きな変化が見られた。ただ「2回はトイレだから」といったノックの作法や挨拶の作法といったアドバイスが増えて、「パントマイムじゃなくて挨拶の仕方じゃないか」とツッコミが入ったのはご愛敬。
流れが変わってきたのは、「引き戸」に挑戦した羽村仁成のパフォーマンスから。「木村拓哉さんの楽屋に挨拶」というテーマでパントマイムを始めた羽村。大先輩への挨拶とあってノックの前から少し緊張した様子を見せたり、扉に添える手はしっかり上下で揃えたりと細かいディテールはバッチリだった。
「おはようございます!もうちょっとで本番なんですけど、今日はよろしくお願いします」というシンプルな挨拶をして退室しようとした瞬間、羽村の腕が木村に掴まれた。「あ、ちょっとやめてください!時間ないんで!」と大慌ての羽村を見て、スタジオは爆笑と拍手の嵐に。テツandトモの赤いジャージでお馴染み・テツも「120点満点!」と思わず立ち上がるほどのクオリティだ。
どう見てもテツandトモのエピソードを意識した羽村。「どんな香りがしました?」という質問にも、「めっちゃいい匂いしました!」としっかりオチをつけるところにバラエティ慣れを感じさせる。すかさず中山から入った「教えていただいた引き戸より、こっち(捕まる方)の方が上手かった」というツッコミで、スタジオは大きな笑いに包まれた。
その後はパントマイムのネタが「遅刻しそうな小山十輝を起こしに来るお母さんのマネ」になったり、どうしてもお笑いに振り切ってしまうJr.たち。鮫島令は「寺澤小十侑の楽屋」を想定したパントマイムで、なぜか寝ていた木村拓哉を叩いて引き留められるという天丼まで繰り出す始末だ。
あまりにも謎のシチュエーションに、中山が「そりゃそうなるわ。本気の『ちょっと待てよ!』」とまとめた。
ジャニーズ・エンタテイメント
発売日: 2023/02/01