今田美桜の表現力が生きる
本ドラマでのクールビューティーな役は、今田の新たな一面が引き出されている。ブレイクのきっかけとなったドラマ「花のち晴れ～花男Next Season～」(2018年、TBS系)では、不動産王の令嬢の小悪魔キャラだったが高校生のストーリーで、今回のように社会人としてクレバーな交渉術を駆使する“デキる”雰囲気は新鮮だ。その大きな瞳が意思の強さを物語るのに効果的で、ハイブランドのファッションの着こなしもばっちり。
そんなクールビューティーな桐姫を好演しているなか、今回の遊園地デートでのはじける笑顔は、まさにギャップ萌えだった。今田は連ドラ初主演作「悪女(わる)～働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？～」(2022年、日本テレビ系)では、天真らんまんな主人公を表情豊かに演じており、持ち前の表現力が生きたかたちもある。
ドラマでは、TBS系日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」から2クール続けての出演を果たしている今田。映画出演作も相次いでおり、本ドラマ主演の目黒と共演して薄幸なヒロインを演じた「わたしの幸せな結婚」が3月公開、紅一点キャストで物語に華を添える「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」が前後編で4月と6月に公開と、活躍が目覚ましい。
さまざまな作品でキュートにもクールにも輝きを放っている今田。本ドラマでは自社のために才能あるハルとガクを支配下に置きたいと狙うが、第5話ラストでは桐姫の父・一真がハルらの会社をたたきつぶそうと動き始める様相を見せた。桐姫がどう絡んでいくのか、注目だ。
◆文＝ザテレビジョンドラマ部
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