瀬ヶ崎「俺のプロポーズ受けといてよくそんなこと言えるな」
思い出してハッと気づく葉。瀬ヶ崎はため息をついて「洗濯困らないようにだろ。俺は優しいんだ」と言う。葉が「乾燥機とか買えば、別に」と口ごたえすると、瀬ヶ崎はニヤついて「ふーん…そんなに俺としたいんだ」と言って葉の顔を覗き込む。
葉が言い淀んでいると「そもそもなんだ、さっきの言い草。好きじゃないだの、出ていきたいだの。お前、俺のプロポーズ受けといてよくそんなこと言えるな」と瀬ヶ崎。葉は「プ!?」と驚いて、瀬ヶ崎との会話を思い出す。
大学時代に瀬ヶ崎は「俺のところに来い、そこそこ高給取りになる予定だから。漫画続ければいいじゃんって、衣食住の金は保証してやるから俺のとこに来い」と言ったのだった。
瀬ヶ崎の言葉を思い出した葉が「あれが?」と驚くと、「養ってやるっつってんだ、プロポーズ以外に何?」と平然と言う。葉は「この人ってマジで、クッソ言葉足りねぇ!」と心の中で思う。そして、瀬ヶ崎は葉のおでこや首すじにキスするのだった。
言葉が足りない瀬ヶ崎とあまのじゃくな葉、正反対のようで居て似た者同士な2人を見ていると、やきもきさせられてしまう。でも、この焦れったさにどうしようもなく萌えてしまった。
◆構成・文=牧島史佳
![「体感予報」第2話より](https://thetv.jp/i/nw/1153602/12107875.jpg?w=1284)