堺雅人主演の日曜劇場「VIVANT」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第7話「宿命の兄弟の対峙!!そして…」が、8月27日に放送された。自衛隊の特殊部隊“別班”、謎の組織“テント”、公安の三つどもえの闘いのように思われたが、乃木憂助(堺)の行動で予想もしていなかった展開に。(以下、ネタバレを含みます)
完全オリジナルのアドベンチャードラマ
同ドラマは、福澤克雄氏が原作・演出を手掛ける、完全オリジナルの“アドベンチャードラマ”だ。主演を務める堺の他、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司らが出演。
さらに、竜星涼、迫田孝也、林遣都、高梨臨、檀れい、濱田岳、坂東彌十郎、小日向文世、キムラ緑子や、映画「スパイダーマン」シリーズで知られるハリウッド俳優のMartin Starr(マーティン・スター)といったキャストが集結している。
乃木、黒須以外の“別班”メンバーが登場
日本を守るため民間人に紛れて諜報活動を行う自衛隊の精鋭部隊“別班”。これまでに乃木と黒須(松坂)、司令役の櫻井(キムラ)が登場していたが、新たに4人のメンバーが判明した。
廣瀬瑞稀(珠城りょう)、和田貢(平山祐介)、熊谷一輝(西山潤)、高田明敏(市川笑三郎)の4人も、乃木ら同様、企業などに属し、普段は別班であることを隠して生活している。
中央アジアを中心に世界各地でテロ活動を行ってきた謎の組織“テント”が、日本を最終標的としていることが判明。それを事前に防ぐために、櫻井によって6人が招集された。
テントの幹部・アリ(山中崇)の証言によってテントの首謀者がノゴーン・ベキ(役所)という人物だと分かり、本名・乃木卓、乃木憂助の父親だということも分かった。
乃木は3年前、乃木家の家紋とテントが犯行現場に残すマークが同じだと気づき、その時からテントの首謀者が父親ではないかと疑っていたという。
元公安の乃木卓、ノゴーン・ベキが日本を標的にする理由
野崎(阿部)ら公安もテントの首謀者がノゴーン・ベキで、乃木卓であるというところまで近づいていた。元公安で、表向きは農業使節団として砂漠地帯の緑地化事業を行い、バルカ共和国から感謝状が送られるほどの功績を上げて、ノゴーン・ベキと呼ばれるようになった。ノゴーンは“緑”、ベキは”魔術師”という意味。
バルカは石炭など資源が豊富な国。当時、4つの民族による内乱のうわさがあり、内乱を防ぐというのが乃木卓の任務だった。しかし、実際に内乱が勃発し、その翌年に乃木卓が死亡したことになっている。
公安・野崎、別班・乃木共に考えた理由が、「公安が何らかの理由で乃木を見捨てた」ことによって、日本を恨み、報復を企てているということだった。
野崎は、乃木が別班だと確信しているが、公安はまだ乃木と別班を結び付ける証拠がないため、別班ではなく、ロシアや中国、北朝鮮の諜報機関に属しているか、乃木自身がテントと関わっているのではないか、と推測。
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