森川智之と多田野曜平が、8月30日に都内で開催された「スター・ウォーズ:アソーカ」(毎週水曜にディズニープラスで独占配信中)の配信記念イベントに登場。「スター・ウォーズ」シリーズの魅力などを語った。
私物のライトセーバーを持参
同作は、アナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワンだったアソーカ・タノが主人公の「スター・ウォーズ」シリーズ最新ドラマ。舞台は「マンダロリアン」シリーズと同じく帝国崩壊後の銀河。シスの暗黒卿ダース・ベイダーを失った帝国は、冷酷な戦略家スローン大提督を新たな司令官に立て、帝国の再興をもくろんでいた。そんな銀河に迫る新たな脅威に、アナキン・スカイウォーカー唯一のパダワンで、伝説の“元ジェダイ”アソーカが立ち向かう。
「スター・ウォーズ」シリーズで、新作の主人公・アソーカともつながりのあるオビ=ワン・ケノービを演じる森川と、ヨーダ役の多田野。森川は「機内持ち込みOKだったんで…」と例によって私物のライトセーバーを持参し、多田野も自前のライトセーバー&ヨーダの被り物を身に着けて参戦するなど、2人とも「スター・ウォーズ」愛あふれる姿で登壇した。
今作は広がり続ける「スター・ウォーズ」シリーズの中で、新たに誕生した新作ドラマ。あらためて見どころについて森川は「アソーカの成長がすごく楽しみですね。僕(オビ=ワン)からすると、『クローン・ウォーズ』で一緒に出ていたので、あの頃の幼いアソーカが、今こんなにすてきな感じになっているのでそれが楽しみですね」と、アソーカの成長ぶりに目を細めた。
また、「スター・ウォーズ」シリーズに参加したことで、自分が出ていない他のエピソードを見る時の心境に変化があったかと聞かれた多田野は「何で俺は出てないんだ!としか思わないね」と吐き捨てると、森川は「うわー!もう自分のことしか考えてない!(笑)」とたしなめつつ、「僕も一緒です」と同調。
「登場人物がオビ=ワンの話をしてくれたり、話題に上がったりするととってもうれしくなっちゃうんですよね」と続けると、多田野は「森川くんはいっぱい出ているじゃない!もう十分でしょ!?」と、拗ねていた。
多田野の“推しキャラ”は「C-3PO」
そんな中、自分が演じたキャラクター以外の“推し”について聞かれた多田野が「やっぱりC-3POかな。あれフィギュアも高いしね」と話すと、すかさず森川は「(ヨーダのグッズも人気なので)ライバルだと思っているんですね(笑)。グッズの関係からするとライバル的な位置にいますよね」といじりつつ、「オビ=ワンのグッズをもっと増やしてほしい」と懇願していた。
そして“伝説の師弟”関係を描いてきた「スター・ウォーズ」シリーズにちなんで、それぞれ「マスター」「パダワン」と呼べる存在を答えることに。
森川は「実名を言うとザワザワしちゃうんで…『俺の名前は挙がってなかったぞ!』って(笑)」と前置きしつつ、「諸先輩方含めていろんな方に育ててもらったので、みんながマスターです」と断言。さらに「声優というお仕事をしていて振り返ると37年やっているんですけど、今は後進の指導もしているので、自分が指導している子たちはパダワンかなと。ぜひ育ってほしいなと思っています」と、声優養成所で指導している後輩たちの成長を願った。
一方、多田野は「私は辻村(真人)さんであり、永井(一郎)さんがやっぱり師匠ということになりますかね。(永井氏が演じていた)ヨーダとしても(笑)。オビ=ワンを最初にやっていた納谷悟朗さんもうちの劇団(テアトル・エコー)の大先輩なんですけど、亡くなった時に劇団でお別れ会をして、その時に最後まで残って悲しんでくれたのが永井一郎さんだったんですよ。思い出話を聞かせていただきました。そういう師弟関係もありましたね」と、「スター・ウォーズ」作品ともつながりの深い先輩たちのエピソードを披露した。
なお、イベントには「スター・ウォーズ:アソーカ」でアソーカ・タノの日本版声優を務める伊藤静、ベイラン・スコールの日本版声優を務める大塚明夫も登壇。さまざまなトークを展開した。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)
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