松重豊、大河ドラマの撮影を振り返る「いつの間にか家臣団の絆も深まっていました」<どうする家康>
松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第34回「豊臣の花嫁」が、9月3日に放送された。同ドラマで、石川数正を演じた松重豊からコメントが届いた。
古沢さんが戦国の世をどう料理されるのだろうと…
――今作のオファーを受けた理由をお聞かせください。
「古沢良太さん」「家康」「数正」、この3点が今回参加させて頂きたいと思った理由です。大河ドラマというと、戦国時代と幕末が多いという印象でしたが、中でも、今回は王道の徳川家康がテーマ。現代的解釈もできそうな徳川家康、そして謎に包まれた石川数正という武将に、歴史好きの私としてはひかれました。
そして何より、参加したいと思ったきっかけは、脚本が古沢さんだったこと。謎多き数正を含め、名うてのシナリオライターである古沢さんが戦国の世をどう料理されるのだろうというのが一番興味を持ったポイントでした。
支え合って乗り越えてきたという思いでいっぱい
――撮影を振り返っていかがですか?
昨年の夏、名古屋でクランクインしてから1年以上が経ちました。甲冑(かっちゅう)の重みに耐えながらの長時間撮影や、土砂降りの中で戦うなど過酷なシーンもあったりする中で、いつの間にか家臣団の絆も深まっていました。
一丸となって乗り越えようという意識で作品と向き合ってきましたが、家臣団の関係性は、現場外でも続いています。家臣団のLINEグループなるものが出来て、そこでも日常的に情報を共有し合っています。撮休の人が「今日も頑張って」と送ってくれるなど、コミュニケーションを重ねながら、みんなで支え合って乗り越えてきたという思いでいっぱいです。