テレビアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週水曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか、Netflix/ディズニープラスなどで配信)の第10話「夏の桜、そして過ち」が9月6日に放送・配信開始された。第10話では、薄刃の血を引く美世についての新事実が明らかに。美世をめぐる清霞と新の迫力あるバトルシーンにも注目が集まった。(以下、ネタバレを含みます)
「わたしの幸せな結婚」とは
原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計700万部(2023年3月現在/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、高坂りとによるコミカライズも「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」で1位を獲得するなどの好評を得た。また、今年の3月には豪華俳優陣を迎えた実写映画化が実現。そんな話題作がついにアニメ化を果たす。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。
美世に目覚め始めた力とは?
久堂家のふさわしい妻になろうと、無理を続けるうちに倒れてしまった美世。そんな彼女を苦しめる悪夢の原因を探るべく、清霞は鶴木新(CV:木村良平)の屋敷を訪れる。第10話では、美世に関する衝撃の事実が明らかとなった。
夏にもかかわらず、桜が咲く奇妙な屋敷から現れたのは、新と薄刃家当主にして美世の祖父・義浪(CV:廣田行生)。そこは美世の母・澄美(日高のり子)の実家であり、新は美世の従兄弟だった。薄刃の人間であることがバレないよう、“鶴木”という表向きの名前を使っていたのである。
そもそも、古くから薄刃家の存在が秘匿とされてきたのは、人心に干渉する、場合によっては悪用されかねない異能を受け継ぐ家系のためだ。美世は生まれながらに異能を持たないが、義浪によれば、最近になってその力が目覚めようとしていることが分かったという。
しかも、美世が持つのは「夢見の力」という、他者の夢に介入できる薄刃の中でも特殊な異能。連夜、悪夢にうなされるのはその影響だというのだ。
「薄刃家が直接管理せねば、いつか必ず大きな災いを呼ぶ」と、美世を悪夢から解放する代わりに、清霞に美世を薄刃家に引き渡すよう命令する義浪。清霞は断固拒絶するが、鶴木に自分がどうしたいかを問われた美世は「わかりません」と口を濁す。
それは、任務でただでさえ忙しい清霞の手をこれ以上煩わせたくなかったから。自分は価値のない人間だからと、息を殺すように生きてきた彼女には、この状況で「旦那様のそばにいたい」とはどうしても言えなかったのだろう。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/my-happy-marriage
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KADOKAWA アニメーション
発売日: 2023/11/29
スクウェア・エニックス
発売日: 2019/09/12