![来日した時のヘイデン・クリステンセン](https://thetv.jp/i/nw/1156963/12175711.jpg?w=1284)
ただ、愛する者を守りたかったがために暗黒面へ
もちろんアナキンも強い正義感を持ち、最初は“力だけを追い求め、自分のことしか考えないシス”を憎んでいた。しかし、愛するパドメ・アミダラの妊娠が発覚し、その後、彼女を失う悪夢を見てしまったことをきっかけに変化していく。パルパティーンから、シスは愛する者を死から守る力を持っていることを聞いたアナキンは、徐々にシスに傾倒。そして、「エピソード3/シスの復讐」の中盤で、不本意ながらジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥを殺してしまったことで、ついにダークサイドに堕ちる。パルパティーンがジェダイの殲滅を意味する「オーダー66」を発令すると、自らジェダイ聖堂へ向かい、子どもも含めたジェダイを手にかけた。さらに彼は心配して駆け付けたアミダラのことも傷つけてしまう。
その後、暴走を食い止めようとするオビ=ワンとの戦いで、地の利を生かしたマスターに惨敗したアナキンは、左腕と両足を失い、溶岩に飲まれて大火傷を負う。オビ=ワンは見る影のなくなったアナキンを残して、その場を去るが、パルパティーンはそんな彼を回収し、サイボーグとしてよみがえらせた。そうして、アナキンはかろうじて生き延びるも、自分のせいでアミダラが死んだことを知り、心の底から闇に飲まれてしまうのだった。そうして、「エピソード6/ジェダイの帰還」で息子のルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)に出会うまで、帝国の暗黒卿として君臨し続けたのだった。
「スター・ウォーズ:アソーカ」の第5話に登場したのは、アソーカのアクセサリーやアナキンの服装から判断するに、アニメーション「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」のシーズン序盤や、シーズン5の第17話「爆破犯を追え」の頃のアナキンだろう。まだ、アソーカのマスターとして存在していたアナキンが、彼の変貌に心を痛め続けている彼女との対峙シーンは、まさに胸アツ。
生死を彷徨う絶体絶命の状態ではあったが、アソーカにとってはある種の“ご褒美タイム”だったに違いない。期せずして訪れたアナキンとの再会を経て、さらに成長した彼女の今後に大いに期待したい。
「スター・ウォーズ:アソーカ」は、毎週水曜にディズニープラスで独占配信中(全8話)。
◆文=及川静
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