<潜入捜査官 松下洸平>「田中みな実は全然あてにならない」発言の真相は…コロコロ変わる松下の表情にキュンな第3話レビュー
「立場の違う恋」というワードに山里亮太が思わずどきり
そんな中、人気トーク番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)の1時間スペシャルにゲストとして参加することになった松下。収録中も馬場との一件が頭から離れない彼は相談相手として、同番組のMCの一人である田中みな実に目をつける。
理由は「ズバッと意見を言ってくれそうで、その上、必要以上に詮索してこない、他人に対してそこまで興味のなさそうな人」だから。なお、松下と田中はドラマ「最愛」(TBS系)での共演経験もある。適任だ。
大事なことは隠し、相談を持ちかけると田中は2つの可能性を指摘する。シンプルに、松下の裏の顔を知っているという意味、そしてもう一つは「俳優としてのあなたじゃなくて、普通の男性としてのあなたの魅力に気づいてますよっていう意味です」と田中。つまり、馬場は松下に恋をしているというのだ。
さらには、もし松下の裏の顔が撮影をダメにするものだったら、早めに主演を交代してもらった方が本人にとってもいいはずと田中は考察。そのあまりに説得力のある言葉に、馬場が自分に恋している説が松下の中でどんどん膨らんでいく。だとしても回りくどすぎるが……。今度は潜入捜査官と女優という立場の違いに悩み始める松下だった。
「立場の違う恋なんて成立しないですよね」とテレビ局ですれ違った南海キャンディーズの山里亮太にこぼす松下。人気女優・蒼井優と結婚した山里は思わずどきり。「今の新手の嫌味かな?」と思わぬとばっちりを食らった山里のシーンが笑いを誘った。
盛大な勘違いから衝撃的な展開に
その後、撮影現場で腹の中にある余計な感情を芝居に持ち込まないためには、自分を殺すか、芝居の外の問題を解決するしかないと佐藤からアドバイスを受ける松下。馬場と真正面から向き合う決意をする彼だったが、そこで思わぬ事実をつかむことに。
二人きりで話そうと思ったら、そこに現れたのは新人女優の堀川梨心。まさか、自分のことを好きなのは馬場じゃなくて堀川!?と松下の妄想は膨らむ。「いやいやそれはさすがに……」と言いつつも、告白を受ける男子高校生のような全力のキメ顔で構える松下。しかし、堀川から告げられたのは「聞いちゃったんです。浩市さんが松下さんの悪口言ってるところ」という言葉だった。
ぽかんとしたのちに、松下は「田中みな実は全然あてにならない」と心の中で嘆く。そんな、ちょっぴり期待が裏切られてがっかりの松下だったが、堀川が聞いた悪口というのがあまりにも驚愕の内容で一瞬にして目が覚めるのだった。
それは「松下洸平はもぐらだ。はなから胡散臭いと思ってたんだよ」というもの。その意味を、松下だけは知っている。”もぐら”とは、”潜入捜査官”を意味する隠語。そう、佐藤は松下の正体をすでに見破っていたのである。
どうやら佐藤はマフィアから足を洗うために最後の仕事に取り掛かっており、松下を相当警戒している模様。ここからは、ついに二人の直接対決となりそうだ。
恋愛ドラマの様相を帯びたかと思ったら、一気に物語が展開していく中でコロコロと変わる松下の表情も魅力的だった第3話。配信後は視聴者から「勘違い面白すぎる」「盛大な勘違いな告白にドキドキしてるけど、真摯に向き合ってるのがステキ」「告白待ち(?)の表情やばい」「堀川ちゃんにホントのこと告白されたあとの『へ…?』の言い方が500億点すぎる」と松下の演技に対する絶賛の声が相次いでいる。
■文=苫とり子
ビクターエンタテインメント
発売日: 2023/07/19