乃木坂46の4期生であり、野球好きと知られる黒見明香がメジャーリーグベースボール(以下、MLB)の魅力を伝える初冠企画MLB連載「9-6-3のファインプレー!」がスタート。乃木坂46の野球好きの久保史緒里・向井葉月・金川紗耶・柴田柚菜と共に結成された「乃木坂野球部」のメンバーであり、「ABEMA BASEBALL SPECIAL SUPPORTER」としてゲスト出演する「ABEMA」のMLB中継内では、あらゆる野球データが記載された直筆の通称・黒見ノートが視聴者の間で「レベルが高すぎる」と度々話題になっている。記念すべき第1回のテーマは、“ベースボール勤勉家“となった「黒見明香と野球との出会い」をテーマにいかに、野球のトリコになったのかを聞いた。
<#1 黒見明香と野球の出会い>
――黒見さんの野球愛は浸透していると思いますが、そもそも野球と出会ったきっかけは何だったのですか?
黒見:思い起こせば小学生のとき、早稲田実業在学時に、毎日大先輩である王貞治さんの「気力」と書かれた石碑を見ながら通学していたんですよね。学校が前期の期末テストのときも、甲子園の予選に合わせて日程が組まれていました。甲子園への出場が決まると、甲子園観戦ツアーのお知らせが学校から配られたり。本格的に野球に興味を持ったのは中学生になってからだったのですが、小さいころからとても生活の近くに野球がありました。
――かなり身近に野球があったんですね。実際プロの試合を見るようになったのはいつ頃だったのですか?
黒見:初めて観たプロの試合は、小学生のころでした。アメリカのサマーキャンプに参加したとき、ヤンキース戦を観に行くというプログラムがあり、そこで初めて球場に行って応援しました。とても大きな球場で、応援もすごかったんです。日本では東京ドームの試合を観に行ったのが最初だった気がします。
球場と解説席からの景色
――現地に観戦に行くという習慣がついているのですね。
黒見:それはあるかなと思います。私が小学校5年生のときに、早稲田実業が甲子園のベスト4まで勝ち進んだのですが、そのとき応援に行ったりしていたので、現地で野球を観るという習慣がついていた気がします。
――現地で野球を観る魅力は?
黒見:まずは応援ですね。チームによって全然雰囲気も違いますし、すごく楽しいです。あとは選手同士の絆とか。ワールドベースボールクラシック(WBC)で、佐々木朗希投手が打たれたとき、源田壮亮選手が最初にポンと背中を叩きに行ったんです。そこから何かが変わったりするのを体感できるのは、現地観戦ならではだと思います。雰囲気や応援はもちろん、そうした選手のストーリーも球場では感じられると思います。
――現地の雰囲気とテレビの前の視聴者を繋ぐのが解説や実況だと思うのですが、黒見さんは、今年「ABEMA」のMLB中継を盛り上げる「ABEMA BASEBALL SPECIAL SUPPORTER」に就任しました。中継スタジオで里崎智也さんや五十嵐亮太さんなど元プロ野球選手たちとご一緒するのはどんなお気持ちですか?
黒見:プロ野球選手しか知らない球場の情報、例えばサウナがある球場のことだったり、ベンチでよく選手がひまわりの種を食べていることなど、そういうお話を聞けるのはすごく大きいですね。自分が視聴者でも興味深いですし、いままであまり野球に興味がなく、WBCなどで興味を持った方にとっては、とても入りやすい話題かなと思うんです。