蝗GUYとのバトル。コメディーリリーフを忘れない本作の魅力
一方、今話前半ではこちらも久々となる虎杖の活躍が描かれた。五条のバックアップのため、虎杖は明治神宮前駅から地下に突入。そこで帳を守るバッタの呪霊と遭遇する。人をむさぼり食う呪霊=蝗GUY(CV.かぬか光明)に怒りを沸々と湧き上がらせる虎杖。バトルに突入すると、冥冥いわく強敵であるはずの蝗GUYをスピード、パワーで終始圧倒する。ここまでの戦いを通しての成長はもちろんだが、その強さと表情には突入前、「俺はもう負けない」と言葉にした虎杖の決意が見えるところだった。
ちなみに「俺は賢い」を連発する蝗GUYに、ちょいちょいツッコミを入れていた虎杖。とぼけた振る舞いの多い五条もだが、虎杖の天然でストレートな性格や高専仲間たちとのほのぼのしたやり取りなど、残酷でハードな展開だけに陥らないコメディーリリーフな作風も本作を楽しく見せてくれるポイントになっている。今回の蝗GUYもちょっとした注目を集め、視聴者からは「バッタ呪霊、気持ち悪いけどちょっと可愛い」「賢すぎる蝗GUY、嫌すぎるけどオモロすぎる」といった感想も上がっていた。
また、そういう視点で見ると、夏油傑(CV.櫻井孝宏)のシャボン玉シーンはなかなかシュールな光景だった。話の内容は対五条の大事な作戦会議といったものだが、視聴者からは「なぜに公園でシャボン玉?」という声が多数。「坊主が滑り台の上でシャボン玉って、作者はなぜ?」「いい雰囲気の場面に見えるけど、成人男性が遊具の上で1人でシャボン玉吹いてたら、私はそっと子どもを公園から離脱させる」という実に冷静なツッコミも入っていた。
◆文/鈴木康道
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/jujutsu-kaisen
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東宝
発売日: 2023/10/18