テレビアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週水曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか、Netflix/ディズニープラスなどで配信)の最終回となる第12話「暗闇の中の光」が9月20日に放送・配信開始された。最終回では、美世と清霞の幸せな結末が描かれた。また放送後にアニメ2期の制作が発表され、視聴者から喜ぶ声が挙がっている。(以下、ネタバレを含みます)
「わたしの幸せな結婚」とは
原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計700万部(2023年3月現在/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、高坂りとによるコミカライズも「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」で1位を獲得するなどの好評を得た。また、今年の3月には豪華俳優陣を迎えた実写映画化が実現。そんな話題作がついにアニメ化を果たす。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。
自分の弱い心と対峙する美世
オクツキの怨念に呑み込まれ、昏睡状態に陥った清霞。美世が持つ“夢見の異能”であれば、清霞を目覚めさせることができるかもしれない。「わたしの幸せな結婚」第12話では、美世が清霞の魂を見つけ出すため、その夢の中に入り込む。
新(CV:木村良平)の指示の下、清霞の隣で眠りにつく美世。その頃、清霞は暗闇をさまよいながら、次々と湧いてくる異形と戦っていた。美世が旦那様と呼ぶ声に、清霞は「こんなところで終わるわけにはいかない」と己を奮い立たせる。
一方、なぜか美世が立っていた場所は、斎森家の屋敷だった。
「鬼さんこちら」という童の声に導かれた美世が辿り着くのは、幼い頃、継母の香乃子(CV:植田佳奈)に閉じ込められた真っ暗な蔵。そこには暗い顔をしたもう一人の自分がいて、美世は「あなたは旦那様にふさわしくない」「あなたと関わったらみんな不幸になる」と執拗に責め立てられる。
いわば、その声は美世の弱き心だ。家族から無能として扱われ、いつしか自分のことを生きているだけで迷惑をかける存在だと思い込むようになった美世。久堂家に嫁ぎ、清霞やゆり江(CV:桑島法子)に大切にされても、それは変わらなかった。
「自分が傷つかないために、旦那様を傷つけた!」ともう一人の自分が叫ぶ。でも、だからこそ謝りたい。今度こそ、自信を持って清霞の隣に並べるように。美世はたくさん傷ついた心を癒すように目の前の自分を抱きしめる。するともう一人の自分は消え、巫女の姿になった美世の手にはかつて清霞に贈った組紐があった。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/my-happy-marriage
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KADOKAWA アニメーション
発売日: 2023/11/29
スクウェア・エニックス
発売日: 2019/09/12