小芝風花&近藤正臣、“仲良し”過ぎる会見である“告発”も…
NHK総合で8月5日(土)に放送される、ヒロシマ8.6ドラマ「ふたりのキャンバス」(昼3:05-3:50)の試写会が行われ、小芝風花、近藤正臣が出席した。
本作は広島市の高校で10年前から行われている、「原爆の絵」の活動を題材にしたヒューマンドラマ。
高校の美術コースに通う里保(小芝)はひょんなことから、高校生が被爆体験者の証言をもとに当時の光景を描いていく「原爆の絵」に参加することに。だが、担当となった被爆者・雄造(近藤)から、原爆で家族を失い、燃える家を見つめていた時の様子を絵にしてほしいと頼まれ困惑する。
近藤と小芝は、2015年度後期の連続テレビ小説「あさが来た」(NHK総合ほか)で、祖父と孫に当たる役を演じていた。「あさが来た」での共演シーンはなかったというが、会見に登場した2人の親密ぶりは、まさに“祖父と孫”さながら。
小芝は「(撮影以来)2カ月ぶりに近藤さんと再会できて、うれしいです!」とにっこり。「すごく優しい方で、演技についても勉強させていただきましたし、“肩凝ってるねぇ”ってほぐしてくださったりもして」と笑顔で明かした。
近藤はそんな天真らんまんな小芝のことを、高校生だと勘違いしていたという。「“私、お酒飲めるようになったんです”っていう一言で、スッと血が引きまして(笑)」。横で聞いていた小芝は、「もうっ」と不満そうな顔をして見せた。
また、近藤は、小芝が移動車に乗るとすぐに寝てしまうことも“告発”。撮影後、小芝を食事に誘おうとしていたそうだが、瞬時に寝てしまう小芝に呆気にとられるばかりだったという。
「ふたりのキャンバス」は、そんな2人の温かな関係性がにじむドラマだが、同時に“被爆体験を伝える難しさ”という、重たいテーマを孕んだ作品でもある。
キャッチコピーは、『わからないけど、わかりたい/伝わらないかも、でも伝えたい』。
小芝はこの言葉に触れ、「撮影に入る前に、被爆者の方から“あなたはあなたのできることで伝えていってください”と言われました。伝わらないかもしれないけれど、この作品から何かを伝えられれば、という思いで臨んでいます。見てくださった方が、少しでも何かを感じてくだされば」と熱い思いを語った。