![人間の町に出掛けるのが好きな魔族の兄さん](https://thetv.jp/i/nw/1161441/12265678.jpg?w=1284)
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、人外の創作漫画を多く描くりん次郎さんの『魔族の兄さん』をピックアップ。
2023年9月18日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2.4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、りん次郎さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
魔族の兄さんは今日も楽しく人間の町へ出掛けていく…
![『魔族の兄さん』より](https://thetv.jp/i/nw/1161441/12265720.jpg?w=1284)
この物語の世界には、仲良く暮らす強靭な魔族の兄弟がいた。そして、兄は人間の町へ買い物に出掛けるのが大好き。ただ出掛けるのではなく、綺麗な長い髪に大きなリボンをつけた可愛らしいお嬢様の姿に変身して出掛けていくのだ。弟は、少女として町に繰り出す兄を心配しつつも見守っている。
町にはお気に入りのパン屋さんがある。焼き立てのパンはすごく美味しくて、可愛い少女の姿で行くといつもおまけをしてくれる。
散歩中の犬を見かけて、とても可愛かったので少し興奮してしまったら、思わず溢れた感情とともに魔族のオーラまで出てしまった。いけない、いけない、犬を怖がらせてしまったようだ。
このように作中では、少女として町のお出掛けを楽しむ魔族の兄さんの様子が、面白おかしく、そしてほのぼのと描かれている。
本来なら人間に恐れられてしまいそうな魔族だが、この漫画を見ると仲良くしてほしいと願わずにはいられない。ぜひこれからも、人間界を思いっきり楽しんでほしいものだ。本作は今後も続編が期待されるため、気になる人はりん次郎さんのX(旧Twitter)をチェックしてほしい。
作者・りん次郎さん「これからも自分の好きなものを描いていきたい」
![『魔族の兄さん』より](https://thetv.jp/i/nw/1161441/12265721.jpg?w=1284)
――『魔族の兄さん』を描こうと思ったきっかけや理由などをお教えください。
以前から「女の子がマッチョな成人男性に変身する、あるいはマッチョな人外に変身する」というジャンルがとても好きでしたが、その逆である「マッチョな人外が女の子に変身する」というジャンルも描いてみたいと思ったのが最初のきっかけです。
その後「人間の女の子に変身して町に行く人外」「性格や喋り方は人外姿の時と同じ」「人間の町に行く兄を心配する人外の弟」という設定を思いつき『魔族の兄さん』が誕生しました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
見た目は可愛い女の子だけど、本当はマッチョな強面人外というギャップが大変好きなポイントなので、女の子の背後に普段の人外姿が映るシーンを描くように心がけています。
そのギャップあるシーンを描くことが大好きで、生きがいを感じます。
――X(旧Twitter)の投稿には、たくさんの“いいね”とともにコメントが多く寄せられています。今回の反響をどのように受け止めていらっしゃいますか。
今回のような「マッチョな人外が女の子に変身する」というジャンルはおそらく初めて描いたので、どのように受け取られるかが少し不安でした。しかし漫画を投稿後、「お兄さん可愛い」「どっちの姿も好き」「この兄弟可愛い」というご感想を頂けて大変嬉しかったです。
いいね、拡散、そしてコメントを送ってくれた皆様、本当にありがとうございました。
――りん次郎さんの漫画には、今回の魔族をはじめ、おばけやドラゴンなど、多くの人外キャラクターが登場しています。人外キャラクターを多く描く理由やこだわりなどがありましたらお教えください。
小さい頃からアニメやゲームに登場するモンスターが大好きで、らくがき帳にドラゴンやおばけをたくさん描いていました。
人間を襲う怖い存在として描かれる事が多い彼らですが「中には友好的で人間と友達になってくれる存在がいるかもしれない」という思いが今も変わらず心の奥底にあるので、優しい性格の人外キャラクターが登場する漫画をたくさん描いているのかもしれません。
――今後の展望・目標をお教えください。
『魔族の兄さん』は描きたい話がまだあるので、今後も続きを描いていきたいです。
また、他にも好きなジャンルがたくさんあるので「これが好き」という自分の気持ちに従って、その都度新たな作品を描いていきたいと思います。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
私の作品を読んでいただけてとても嬉しいです。
いいね、拡散、ご感想など、いつも応援していただき、本当にありがとうございます。
これからも自分の好きなものを描いていきたいと思いますので、優しく見守っていただけたら嬉しいです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。