男女が逆転した江戸の世界を描く、ドラマ10「大奥 Season2」(毎週火曜夜10:00-10:45、NHK総合)の“医療編”、第12回が10月10日に放送。第12回では、家治(高田夏帆)の御台所・五十宮(趙民和)の抱えていた秘密や思いが丁寧に描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
「大奥」の“医療編”を初めて映像化
「大奥」とは、よしながふみの同名コミックをドラマ化した作品。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸のパラレルワールドを舞台に、ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を描く。
2023年1月期に放送されたドラマ10「大奥」(NHK総合)のシーズン2作目となる今作では、吉宗の遺志を継ぐ若き医師たちが「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を初めて映像化する。
青沼の蘭学講義がにぎわう
青沼(村雨辰剛)の蘭学講義は、伊兵衛(岡本圭人)や五十宮も加わり、にぎわいを見せる。ある日、意次(松下奈緒)が源内(鈴木杏)を連れ立って講義部屋を訪れ、その真の目的は「赤面疱瘡の解明」と伝えられる。
蘭学の習得にいっそう励む講義部屋の男たちであったが、ある偶然からその糸口を発見する。その裏で、一橋治済(仲間由紀恵)は田安定信(安達祐実)に近づいていた。
第12回では、治済による悪魔のささやきが原因で、定信と意次の溝がさらに深くなったり、源内が何者かに襲われる事件が発生するなど、何かと心がざわざわとする展開が多く存在。
さらに、五十宮が、病を患っていながらも青沼に打ち明けなかった理由やこれまで誰にも言うことができなかったとある秘密が明らかになった。