コミックの映像化やドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は書籍「みみちゃんの走馬灯」の作者・大塚みちこさんの漫画「ナチュラル膝枕男子がいたで」を紹介する。
作者である大塚みちこさんが10月7日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、7,400件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では大塚みちこさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
作者・大塚みちこさんが電車で乗り合わせたのは、部活帰りの男子中学生たち…
作者である大塚みちこさんが電車に乗ると、部活帰りと思わしき男子中学生数人が乗っていたという。男子中学生は疲れている子と元気な子に別れて座っており、大塚みちこさんの近くに座っている男子2人のうち1人が途中で眠ってしまった。するともう1人の男子中学生は眠ってしまった子のために、ごく自然な動作で膝枕をしてあげたというのだ。
さらにその子は、膝枕をしながらもおちゃらけた様子を見せて周りを和ませていた。あまりの可愛さに大塚みちこさんは嬉しい気持ちになったといい、X(旧Twitter)で「ナチュラルに膝枕してあげてる感じからして仲が良いのがわかったし部活が超楽しいんだろうなって思ってニコニコしちゃったわ」と語っている。
本作を投稿したX(旧Twitter)でも反響を呼び「若いって……ええなぁ」「なんという幸せ空間」「おすそ分けありがとうございます〜」「幸せ詰まってる」などのコメントが寄せられている。
「落ち込むからこそ癒しに気付ける」作者・大塚みちこさんが優しい漫画を描ける理由が深い
――「ナチュラル膝枕男子がいたで」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
部活の試合帰りの青春真っ盛りでとても楽しそうなのを見ていて私も学生時代を懐かしく思いながら、良い時間を過ごしているなぁ〜!頑張れ〜!と微笑ましく思って見ていました。何気ないひと時ですが、仲の良さも伺えてとても充実してるのが伝わってほっこりさせてもらえましたので学生時代を謳歌している全ての学生さんにエールを送りたい気持ちでありのままを描きました。めっちゃ可愛かったです。
――本作や書籍「みみちゃんの走馬灯」から、大塚さんは人の良いところや小さな幸せを見つけることが得意な方だとお見受けしました。普段の生活の中で意識していることがあればお教えください。
仕事や日常でも割りとへこむことが多いのですが、落ち込むからこそお出かけが楽しいんだとか、癒しに気付けるんだと思うと、これはこれでバランス取れてるのかもしれないと思って、そんな気づきを日記に書いてまた落ち込んだりした時に活用出来るようにしています。日記を書くことは頭と心の整頓になりますので私にとっての大事な息抜きなのかもしれませんね。
――温かみを感じられる画風が素敵ですが、漫画やイラストを描くときのこだわりがありましたらお教えください。
カラーも可愛いので気分で描きますが、鉛筆は勢いが出るのがとても好きなのでペン入れせずそのままアップしています。鉛筆は手加減で線に抑揚が出ますし、鉛筆ならではの味もありますので昔から好んで鉛筆を使っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつもたくさんの日記や漫画を読んでくださってありがとうございます!たくさんの作品や漫画がある中、目や心に留めてくださって本当に嬉しく思います。これからも感じたままに日記や漫画を描いていきますのでまた読んでもらえたら嬉しいです。
■作者X(旧Twitter):大塚みちこ[@mt_mitty]
■大塚みちこさんの「みみちゃんの走馬灯」を読む:https://mitty.booth.pm/items/4998623
■大塚みちこさんの他の作品を読む:https://mitty.booth.pm/