僕の中では大きな決意とかではなく、「みんなに会いに行こう」みたいな感じなんです
――12月からは初となる47都道府県をまわる弾き語りライブツアー2023-2024「ONE STROKE SHOW〜一顰一笑 〜」がスタートします。なぜ今、挑もうと思われたのですか。
この弾き語りツアーは、去年ぐらいから話を進めていました。弾き語りって、いわば僕のライフワークなんです。毎年9月に主催する、秋田CARAVAN MUSIC FESを今年も無事に開催できて、僕の地元に全国からたくさんの人が集まってくれました。会いに来てくださった皆さんとお祭りみたいな楽しい時間を過ごさせてもらったので、「じゃあ今度は僕が会いに行く番だ」と思ったんです。
また、2年ほど前に「ONE STROKE SHOW 2021 ~NICE TO MEET U~」という弾き語り形式のライブをやらせてもらって、「これをシリーズ化できたらな」と思ったことも理由の一つです。バンド編成のライブも大好きですが、僕はデビュー前からギター1本で歌ってきたので、自分らしいスタイルでみんなに会いに行けたらいいなと。だから、今回のツアーも僕の中では大きな決意とかではなく、「みんなに会いに行こう」みたいな感じなんです。
――ギターと歌だけで2時間以上のライブを続けるため、特別なケアはしていますか?
このインタビューを読んでくださる皆さんも、毎日お仕事していて体調に気を遣われていると思うので、それと大して変わらないんじゃないかなと思うんです。
好きな音楽をやらせてもらってこんなことを言うのも変ですし、音楽はそれ自体に誰かを元気にする力があると信じています。僕自身、音楽に救われてもきましたが、僕は弱っているときに「頑張れ」と言葉を掛けられてもあんまり元気になれないタイプで。それよりは、フィジカルもメンタルもうまく調整できるような物理的なケアの方が、効果を実感できます。前回のインタビューでも、体力づくりをしたことで気持ちも安定するようになったと言いましたが、運動でメンタルの不調を防げるとされるセロトニンが身体に分泌されると聞き、納得しています。
――セロトニンは抗うつ効果なども期待できる神経伝達物質だと聞いたことがあります。
はい。アスリートの友人から、「セロトニンによって自己肯定感や幸福感が上がるらしいよ」と教えてもらったり、自分でも本を読んで知識を得ることもあります。そうすると、セロトニンが腸内環境、特に大腸と関係が深いらしいと分かってきて…。こんな音楽と関係ない話、続けちゃってもいいですか?
――もちろんです(笑)。どうやって心身をケアしているか気になる人は多いと思います。
知識が増えるほど、近年話題の“腸活”って大事なんだなと分かってきました。なので、最近は腸に良いものを食べるなど、食生活も気を配るようになりましたね。
そのおかげか、日頃から1日30分程度ジョギングをしていて、時には1時間くらい走るんですが、以前は7キロ地点ぐらいからだんだん体が重く感じていたのに、食生活を改善してからは体が軽いまま10キロを走れるようになりました。ライブでも2時間、3時間歌うとき、最初の1時間を過ぎた後にいい変化を感じるようになりました。それに、僕は結構小心者なので、ツアー前に「こんなに体にいいものを食べたし、運動も頑張った。だから自信をもってステージ立てる!」と、前向きな気持ちに持ってくこともできるんです。
きっとツアーの途中も、自分で玄米を炊いたり、スパイスが大腸に良いらしいと教えてもらったのでスパイスカレーを作ったりすると思います。去年くらいからカレーをよく作るようになったのですが、美味しく作れたら嬉しい気持ちになるし、ハーブやスパイスの香りに癒やされたり、料理そのものがいい気分転換になっています。
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ワーナーミュージック・ジャパン
たかはし・ゆう=1983年12月26日生まれ、秋田県出身。2010年にメジャーデビュー。2013年には初の日本武道館公演を敢行、CMソングやドラマ、映画などの主題歌も務め、2016年から自主催の野外音楽フェス「秋田CARAVAN MUSIC FES」を開催。12月15日からは、初の47都道府県引き語りツアー2023‐2024「ONE STROKE SHOW~一顰一笑~」を開催する
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