田中圭主演「おっさんずラブ-リターンズ-」新撮ビジュアル解禁 林遣都「大好きなメンバーと集まってやれることにワクワク」
田中圭コメント
――「おっさんずラブ-リターンズ-」に出演が決まった時のお気持ちは?
うれしさ半分、怖さ半分…。でも、うれしさが勝った! という感じです。
――前作は、流行語大賞にノミネートされたり、海外でリメイクされたり、いろんな賞をたくさん獲ったりと、世界的なブームを巻き起こしましたが、それをどう感じていましたか?
「おっさんずラブ」シリーズは、単発や映画、インザスカイ(「おっさんずラブ-in the sky-」)など、いくつもやらせてもらいましたが、鋼太郎さんと遣都と、この3人でやった“天空不動産編”は、本当にたくさんの方に愛されたと思います。愛されすぎて、自分たちの手を離れて遠くへ行ったなという想いもあって(笑)。自分が死ぬときに思い出す作品のひとつなんだろうな、というぐらいすごく好きだし、今でもすごい面白いドラマだったなと誇りをもって言えます。
海外でもリメークされたり、自分たちも知らないところでも、世界中でどんどん愛されて輪が広がっていった作品なので、この規模になってまた戻ってくるっていうことに対するプレッシャーは正直あります。先日はタイでリメークが決定したとも聞いたので、「本家も負けてられないな」という気持ちです。
――前作の連ドラ「おっさんずラブ」の撮影の思い出をお聞かせください。
最高に楽しかったと同時に、一瞬たりとも気が抜けないという緊張感を覚えています。今回のリターンズもそうあってほしいなと思っています。2018年の撮影当時は、スケジュールに比較的余裕があって、撮影の日には全力でぶつけ合って、撮影がない日でもみんなで集まって、ちょっと休憩したり話したり遊んだり、そういうオンとオフのメリハリみたいなものがたくさんあって。
みんなと仲良くなればなるほど、気が合えば合うほど、逆に撮影ではなあなあにしちゃいけないよね、という真面目さもありました。それと、鋼太郎さんのアップで号泣したのも覚えています(笑)。感謝と、ホッとした気持ちが溢れて、あとは思い返せば当時、プレッシャーもあったんでしょうね。
――5年経って、ご自身で変わったなと思うところはありますか?
今朝、プロデューサーから「天空不動産編」の2分弱くらいのダイジェストを送ってもらって見たんです。ひさびさに見たらすごく面白くて、でも同時に、テンションも高いし若かったなと思って(笑)。5年の間に、なんか自分落ち着いたなと思いました。大人の男になり過ぎてしまったかなって(と、周りから「え?」「どのへんが?」というツッコミがあり)え、そんなことない?じゃぁ大丈夫か(笑)。でも、僕ももう40歳になりますし、年齢的にもみんなおっさんになって、いよいよ本当の「おっさんずラブ」になるんじゃないかと思います!
――「おっさんずラブ-リターンズ-」では、春田と牧の新婚生活のどこに注目してほしいですか?
やっぱり“春田と牧らしさ”みたいなところは、また描いていけたらと。これだけの年数が経っていますが、前作を見てくださった方には「おかえり」と言ってもらえるような2人でいたいし、今回初めて見てくださる方には、きっと「なに、この2人面白い」という風に思っていただけると思います。遣都とは「おっさんずラブ」以降、プライベートでもすごく親しくさせてもらっているのですが、それをいい意味でパワーアップさせて、2人の新婚生活に生かしていけたらいいなと思っています。
――「おっさんずラブ-リターンズ-」の台本を読まれて感じた見どころと、視聴者の方へのメッセージをお願いします。
今3話まで読んでみて、今回は2人に板挟まれるというより、逆に春田がちょっとかき乱してしまっているところもあるんですよね(笑)。5年経っても変わらずに残っているテイストに、前作からちょっと変わった関係性の面白さが加わると思います。あと、素敵だなと思ったのは、武蔵が前作とはまた違う立場でちゃんと暴れてくれること。また吉田鋼太郎にしかできない武蔵がいっぱい見られるのだなと思うと、すごく楽しみです。
物語としては、日常でみんなが抱いていること、本当は抱いているのに気にしないようにしてることなども、ちゃんと描かれているので、多くの人に楽しんでいただけるドラマだと思います。大好きなメンバーと一緒に作品を作れることがすごく楽しみですし、僕たちにしかできない、見てくれる方々をハッピーにさせる方法をもっているチームだと思いますので、前回から応援してくださっている方も、今回から見てくれる方も、みんなをとにかく楽しい気持ちにさせたいなと思っています!