高橋文哉と志尊淳がW主演を務める金曜ドラマ「フェルマーの料理」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)。同ドラマは、「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の小林有吾による同名漫画が原作。数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋)が、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊)と出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かう、若きプロフェッショナルたちの青春ストーリー。このたび、WEBザテレビジョンでは、本作のプロデューサー・中西真央氏にインタビューを実施。キャスト陣のオファー理由や、撮影の裏話、また高橋と志尊の“関係性”などについて聞いた。
“料理×数学”で前人未到の世界へ挑む青春ストーリー
同作では、W主演を務める高橋、志尊の他、海が経営する二つ星を獲得した新進気鋭の超一流レストラン「K」で唯一の女性シェフ・赤松蘭菜役を小芝風花が演じる。
また、板垣李光人、白石聖、細田善彦、宮澤エマ、宇梶剛士、高橋光臣、仲村トオルら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。
原作者と話し合いを重ねて見つけた“ゴール”
――原作ファンの多い本作を実写化した経緯を教えてください。
元々料理に興味があって。自分が作るというよりは、おいしいお店を見つけて、食べに行くということが好きだったんです。“料理のプロフェッショナルたちを描くドラマを作れたらいいな”と考えていたときに、この企画を見つけました。
自分の中で、もしオリジナル作品を作るとしたら、すごく頭のいい主人公が料理を組み立てていくというストーリーにしたいと考えていたので、ぴったりなものを見つけたといいますか、“こういうものをやりたかった!”と思える原作と出会えたので、講談社さんに相談して実写化することになりました。
――原作のある作品ですが、どういった部分を軸に実写化を進めていったのでしょうか?
連載を続けていく漫画とは異なり、最終回にむけての幕の引き方を意識したいというご相談を何度かさせていただきました。なので、第10話まで見ていただいたときに、海の目的や、岳が一体どんなことに巻き込まれたのかといったことが解き明かされていくストーリーになるよう意識しました。
――原作者の小林さんとはストーリー展開に加えて、せりふの細かいニュアンス等も話し合われているのでしょうか?
そうですね。このキャラクターだともう少しこういう言い方をしそう、などのご提案を受けて俳優さんの雰囲気も加味しつつ修正してドラマを作っています。