憧れの人との共演に緊張、「女神様のようです」(吉沢)
――今回の共演で、お互いの印象はいかがでしたか。
吉沢:宮崎さんは、この業界に入る前から知っていた方ですし、作品を通して憧れもあったので、会う前も、会ってからもずっと緊張していました。スタッフさんやキャストの方々、エキストラの方々にすごく丁寧に接していらっしゃった印象があります。あと、縫い物されてましたよね。「そういうことをしてるんだぁ」と思っていました(笑)。
――吉沢さんは宮崎さんに対して憧れがあったということですが、その緊張は伝わっていましたか。
宮崎:ちらっと噂に聞いてしまったので、逆に私が緊張するという感じでした(笑)。現場に入って、吉沢さんが子役さんとすごく楽しそうに話している様子を見ていて、「私ともあんなふうに話してくれたらいいのに」とちょっと羨ましく見ていました(笑)。
――吉沢さんから見た、宮崎さんの役者としての魅力とはなんでしょうか。
吉沢:お芝居はもちろん素敵ですし、女神様のようです。ご本人を前にしてその質問はなかなか恥ずかしいものがありますが(笑)、僕ら世代はみんな好き。“永遠の憧れ”みたいな感じです。
――今回の役は吉沢さん、宮崎さんそれぞれへの当て書きであったと伺いました。“自分っぽさ”のような部分は感じましたか。
吉沢:普段から自分と照らし合わせて役柄を考えることはないので分かりませんが、今回の役ほど人当たりは良くないです(笑)。ただ、あまり相手を傷つけないように生きている感じは、もしかしたら似ているかもしれません。