コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、仲曽良ハミさんの漫画『餅まき』だ。
同作は仲曽良さんの著書『しなのんちのいくる』シリーズによる作品。仲曽良さんが2023年11月1日に同作をX(旧Twitter)に投稿したところ、7900件を超える「いいね」が寄せられている。作者の仲曽良ハミさんにインタビューをおこない、創作のきっかけやこだわった点などについて語ってもらった。
餅まきに全力で臨むために作戦会議をする子どもたち
主人公である小学生の森下いくるは、新築で家を建てる際におこなわれる伝統行事「餅まき」に備えて友達の3人と会議を開くことに。
餅と一緒にばら撒かれるお菓子をゲットし、数日分のオヤツを確保しようともくろむいくる。友達との作戦会議になると、いくるはそれぞれに役割を振っていく。
そして迎えた餅まき当日。大人にもみくちゃにされ、ボロボロになりながらお菓子を狙ういくるだったが、あまり成果は芳しくない。結局いくるたちはあまりお菓子をゲットできなかったが、最後に戻ってきた切り込み隊長のシュウが“特大の獲物”を抱えていて…。
読者からは「お菓子に命を懸けてる姿が勇ましい」「読んでいるこちらまで餅まきに参加しているみたいで楽しかった」など好評の声が寄せられていた。
作者・仲曽良ハミ「普段から昭和の懐かしさを探している」
――『餅まき』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
普段から昭和の懐かしさを探しているのですが、この餅まきは最近見ないですし、昭和感があると思い描いてみることにしました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
いつもこだわっているところですが、性格の違うキャラクター達の特徴が出るように気をつけて描いています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
タクがお菓子を投げ返してしまうシーンなどはお気に入りです。タクらしさが出たと思います。
――作中の餅まきを巡る子どもたちの作戦や捨て身でお菓子を取りに行く様子は実体験を反映させているのでしょうか?
その部分は僕の実体験を元に描いています。実際に大人に混じると飛んでくるお菓子よりも下に落ちているお菓子の方が狙いやすかったです。
――素朴な疑問なのですが、タクくんが手に入れた丸い大型の餅はどのようにして食べるのでしょうか?
わかりません。おそらく包丁で細かく切って食べるのかなと…。
――今後の展望や目標をお教えください。
コミックスの続刊ももちろんですが、最終的にはアニメになればいいなと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも応援ありがとうございます!
2023年12月26日(火)に『しなのんちのいくる』3巻が発売されます。書籍限定の描き下ろし作品もたっぷり描きました。ぜひチェックしていただけると嬉しいです。
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