![秋元真夏](https://thetv.jp/i/nw/1170609/12439085.jpg?w=1284)
秋元の“ファンのハートを盗むメソッド”とは
――俳優業の他、バラエティー番組「ナゼそこ?」(テレ東系)のMCやラジオ番組「秋元真夏 卒アルラジオ」(文化放送)のパーソナリティーも務められていますが、しゃべるお仕事の手応えはいかがですか?
ラジオはグループ時代からあまり見られ方を気にせずに素の自分で話せている感じがあったので、普段からすごく楽しいなと思えています。
もともと他の方のラジオを聞くこと自体も好きなんです。ラジオは人の素の部分が見えるような気がしていて楽しいですよね。私もラジオでしゃべることは好きです。
――ラジオでは自然体のおしゃべりが印象的ですが、最初から自然体にいけたのでしょうか?
そうですね。いろんな方のラジオを聞いていたおかげで、ラジオは「自然体にしゃべって自分をさらけ出すもの」というふうに勝手に思っていたところがありまして。最初からそういうイメージでいけました。
――そんな秋元さんといえば自然にファンのハートを泥棒することがお得意な印象ですが、タイトルの「鍵泥棒のメソッド」にかけて、“ファンのハートを盗むメソッド”を教えていただけますか?
メソッドと呼べるのかは分かりませんが(笑)、お仕事やプライベートでは人にグイグイ話し掛けに行くのは苦手なんですけど、ファンの方相手だと真逆で行けるんです。
特にイベントなどは私に会うために来てくれた、という方も多くいらっしゃるわけじゃないですか。それでちょっと自信がつきました。そういう場で接する時には、あまりかしこまった感じじゃなくフランクに話したり、あえて敬語ではなくタメ口を使わせてもらったりしています。
――ファンの方もタメ口でフランクにこられたほうが親近感湧くでしょうしね。
そうなんですよ。皆さんがテレビを見ていて「あっ真夏が出てる~!」って親近感を持ってくれているのだとしたら、私もイベントなどで会った時に「久しぶり~会いに来てくれてありがとう~!」とフランクに、壁を一気に取っ払うような感じのほうが良いのかなと思って。そういうところを意識してきました。
――勉強になります。そうやって“秋元真夏推し”を増やしていかれたということですね。逆に秋元さんの今の“推し”は?
私の推し!? 実はすごく飽き性で何かにずっとハマっているということはあまりないんですけど、長年ハマっているのは食器集めですかね。
――おおっ!どういう食器がお好みで?
形がいびつなものとか、ちょっと重ねにくいやつです(笑)。重ねにくいからかさばっちゃうんですけど、そういうのを旅行先で買うのが好きです。1回買ったらずっと持っていて、料理に使うこともよくありますね。
![秋元真夏](https://thetv.jp/i/nw/1170609/12439087.jpg?w=1284)
「YouTubeでマナー講座のようなものを…」
――そして8月には30代に進出されましたが、30代になって心境の変化などはありましたか?
周りから何か言われたわけではなく、自分の中で30代になったらこういう大人でありたいというものがあったんです。食事の時にマナーをしっかりしてみようとか、もっと品のある話し方をしようとか。それでついYouTubeでマナー講座のようなものを見ちゃいますね。以前よりもそういうことを考えるようになりました。
――では、自分が大人になったなと感じる瞬間は?
友達の子どもを抱っこしたときとか…(笑)。
――それはリアルですね(笑)。かわいかったですか?
めちゃくちゃかわいかったです! 油断したらつい何でも買ってあげちゃいそうなくらいかわいくて、ずっと見ていました。子どもって見ていて飽きないですよね。ずっとかわいかったです。
――今回は舞台作品への出演となりますが、今後の目標を教えてください。
最近はグループ時代とも違うジャンルのお仕事をさせていただくことが増えてきたので、いろんな人に「秋元はさまざまなジャンルの仕事をしているんだな」というのを知ってもらえるようにしたいと思います。
舞台だったり、ドラマだったり、今まで演技はあまり挑戦できていなかったので、まだまだ先のことにはなるかもしれませんが、いつか「演じることが楽しい!」と言えるぐらいに成長したいと思います。
今はまだ演技が楽しいというより、食らいついている状態なので、これからもたくさん経験を積ませていただいて頑張りたいです。
――最後にあらためて作品の見どころを教えてください。
殺し屋が出てくるなど、ハラハラドキドキするシーンもたくさんあるんですけど、最終的に見終わった後、お客さんが自分自身の人生に思いをはせられるような作品になっているなと、台本を読んで感じました。
1人でも多くの方が、“自分が主役の人生”はこれからどういうふうに展開していくんだろう、とワクワクした気持ちで劇場を後にしていただけるように私たちも頑張りたいと思いますので、ストーリー展開や結末を楽しみに劇場にお越しください!
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。