NMB48の渋谷凪咲の卒業公演「NMB48 渋谷凪咲卒業コンサート~きのうはごめんなさい!今日こそ皆様へ愛を込めて~」が、12月17日にAsueアリーナ大阪で開催された。かまいたちら人気芸人や、“Queentet”メンバーら豪華メンバーが登場した。
卒コン2日目は渋谷凪咲の11年間を振り返る「今日こそ皆さんに愛を込めてという気持ち」
渋谷の卒業コンサート2日目となる本公演は、1日目の大喜利要素満載な“前代未聞”な卒コンとは打って変わって、渋谷の11年にわたるNMB48での活動の跡を辿る内容になった。センター曲「夢中人」に始まり、4期生のお披露目で初めて歌った「青春のラップタイム」、シングル表題曲初選抜曲「高額の林」など、序盤から思い入れの強い楽曲を次々に披露した。
「(ステージに)出た時からペンライトが私のカラーの真っ黄色になってて、本当に皆さんありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝え、「今日こそ皆さんに愛を込めてという気持ちでやらせていただきます。私の11年間を振り返る時間になると思いますので、知ってる方も知らない方も『こんなことあったな』とか『こんなことあったんや』っていろいろ思っていただけるとうれしいです」と呼びかけた。
「アイドル渋谷凪咲の歴史」を辿るインタビュー映像を盛り込んだ構成で、その軌跡にそって楽曲を披露。AKB4Bグループの研究生による派生ユニット”てんとうむChu!”の楽曲も歌唱し、「フェリー」では一緒にWセンターを務めた薮下柊をゲストに迎え、「どうも”なぎっしゅー”です!」息の合ったところを見せた。
「何十年経ってもいっぱい笑って、もしかしたらツラいことがあるかもしれへんけど、50年、60年、70年経った時にも『いっぱい笑いました』っていう表情で会おうな、また」という薮下からのメッセージに渋谷も「そやな。お互いそうしよう」と笑顔を見せた。
女子力ユニット“Queentet”メンバーやかまいたちなど人気芸人ら豪華ゲスト登場
そして、NMB48が女性ファンを大きく増やすきっかけになったユニット“Queentet”のメンパーも集結。「which one」を歌唱しながら、村瀬紗英が「凪咲、お疲れ様!NMB48にいてくれてありがとう。今日も凪咲の笑顔最高でーす!」と、太田夢莉が「大好きな凪咲がこんなにたくさんの人に見送ってもらえて私も嬉しいでーす!本当にお疲れ様!」と、吉田朱里が「Queentet集めてくれてありがとう!そして最後までよく頑張りました!」とそれぞれ渋谷にエールを送った。
”NAMBATTLE”プロジェクトを載い抜いたユニット”きゅんmart”での「選ばれしものたち」、キャプテン・小嶋花梨との絆を改めて感じさせる「右肩」など思い出深い曲が抜露される中、「人生は長いんだ」では渋谷が敬愛するダイアン、かまいたち、見取り図も駆けつけ、ステージを盛り上げた。
「夢を叶えられて卒業できることをとても幸せに思います」
アンコールでは淡いブルーのドレスに着替えて登場。「卒業コンサートと卒業シングルを出せるようなメンバーになりたいと思ってずっと活動してきました。今回、『渚サイコー!』という最高の曲をいただけて、そして卒業コンサートを2日間もさせていただけて、夢を叶えられて卒業できることをとても幸せに思います」とにっこり。
「でも、そうやって私が夢を叶えられたのは、いつも応援してくださっているファンの皆さんのおかげです。私がどんなこと言っても、何しても、『なぎちゃんらしくしていいんだよ』って包み込んで優しく受け止めてくださって、本当にありがとうございました」とファンへの感謝の気持ちを伝えて、9期研究生の吉見純音のピアノ伴奏で「君と出会って優は変わった」をしっとりと歌い上げた。
歌い終わると、他のメンバーたちもステージに登場。「メンバーそれぞれが認め合って、尊重し合って、競い合いながらも仲良くいてくれる、あったかくて優しいグループで、今まで通り、これからもあってほしいなって思います」とメンバーたちにメッセージを届け、「結晶」を歌うと、同期の川上千尋が「11年間、引っ張ってきてくれてありがとう」と大きな花束を贈呈した。さらに「サササ サイコー!」「渚サイコー!」を歌唱し、メンバーそれぞれからメッセージを受け取り、卒業コンサートの幕が下ろされた。
なお、NMB48として最後の活動となる卒業公演は、12月27日(水)にNMB48劇場で行われる。