実写とアニメの2つの世界を舞台にしたオリジナルファンタジー「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」が12月20日より配信スタートした。数々のファンタジー作品を送り出してきたディズニーが、日本のゲームや漫画・アニメの要素を取り入れて制作。初週に第1話、第2話が配信されると、視聴者から早速「想像以上に面白い」「ワクワクした」といった声が上がっている。(以下、ネタバレを含みます)
日本が誇るアニメとフレッシュ&実力派俳優陣による実写の融合
同作は、実写で描く現実世界「横須賀」と、アニメで描くドラゴンが棲む異世界「ウーパナンタ」が舞台。現実世界の女子高校生ナギと異世界から来た少年タイムが運命的に出会い、やがて互いに協力しながら世界の危機に立ち向かっていく。
ナギ役を清涼飲料水のCMやファッション雑誌などのモデルとして活動する中島セナ、タイム役を2023年7月期のドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)などで頭角を現している奥平大兼が演じる。そんなフレッシュなW主演コンビを支えるのが、新田真剣佑、森田剛、田中麗奈、三浦誠己、成海璃子ら実力派俳優たちと、津田健次郎、武内駿輔、大塚芳忠といった声優たちだ。
そして作品全体の演出を、漫画原作を実写化した「東京喰種 トーキョーグール」(2017年)の萩原健太郎監督が務め、アニメーション監督を「劇場版 ONE PIECE STAMPEDE」(2019年)などの大塚隆史、キャラクター原案・コンセプトアートを「約束のネバーランド」(集英社)の作画担当である出水ぽすか、アニメ制作を「攻殻機動隊」シリーズなどで丁寧な作画に定評があるProduction I.Gが手掛けるという、豪華な布陣となっている。
オリジナル言語も!徹底した世界観
空想好きな女子高校生・ナギは、学校で白昼夢を見ては倒れ、保健室に運びこまれていた。そんな導入から物語は転換して、アニメ世界へ。
アクタ(CV:新田真剣佑)率いるドラゴン乗りの者たち=アクタ空団が空を駆ける。そのとき聞こえてきたのが、彼らが話す聞きなれない言語。“ウーパナンタ語”だ。本作のために言語学者と共に一から考えられたというこのオリジナル言語が異世界の雰囲気を醸し出す。
そして、アクタたちが乗る“相棒”のドラゴンは、色や姿形がそれぞれ違う。アクタのドラゴン・イグルは聡明で力強さを感じる一方、まだ半人前のタイム(CV:奥平)のドラゴン・ガフィン(CV:武内駿輔)は愛くるしい顔つきだ。ドラゴン乗りは、ドラゴンの心の声を聞けることが必須なのだが、タイムはできないため“半人前”。しかしガフィンはそんなタイムの声を聞いて寄り添ってくれる良き相棒なのだ。
その“声を聞く”は物語の要にもなっていくようだ。アクタは助けを求める人々の“声”を聞きとり、仲間たちと救い出す。なお、アクタたちは人の姿をしているが、ウーパナンタに住むものたちにはカエルや猫など動物の姿をしたものもいる。
アクタたちの目的は「世界を救う」こと。ウーパナンタは、最恐のドラゴン乗りといわれるジャイロ(CV:津田健次郎)によって危機に瀕していて、アクタ空団が残された希望の一つだった。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/dragons-of-wonderhatch/
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