実写世界とアニメ世界がつながっていく様子にワクワクが止まらない!
やがて、ナギのいる現実とウーパナンタの世界がつながりを見せていく。ウーパナンタで“理(ことわり)の外”と言われているのが現実世界であり、それが生き延びるための道かもしれなかった。ただ、ウーパナンタでは“理の外”が何なのか分かっていない。そんな中、アクタ空団がジャイロとの決戦に挑んでいると、タイムを救おうとしたアクタが消されてしまう。
死んだかと思われたアクタは、実は現実世界に飛ばされていた。現実世界のアクタを演じるのは、アニメの声も担当している新田。アニメの世界の扮装そのままながら、英雄らしい佇まいがぴったりだ。
一方、ナギの亡き母・ハナ(田中麗奈)は、10年前、漫画家としてドラゴンの世界をテーマにした作品を制作しようとしていた。突然“降りて来た”というその世界は、ウーパナンタのキャラクターたちのよう。だが、ある日、突然倒れ、その後は引きこもって意味不明な言語を話すように。それはウーパナンタ語だった。
それからしばらくして幼いナギに「忘れないで。いつかあなたの想像力が…」と言い残し、家を出て行った。最後の言葉はセミの声にかき消されて聞こえなかった。
第2話では、謎のコンビニ店員・柴田(森田剛)や、現実世界で過ごすアクタが起こした出来事をきっかけに弁護を担当することになる虹咲(成海璃子)が登場。そして、アクタがいなくなり、研究者サイラ(CV:SUMIRE)と“理の外”について調べていたタイムがナギの前に現れることに。
タイムとサイラが調べている“理の外”のものが、とある有名なコミック本という仕掛けは、アニメ、マンガ好きの心をくすぐる。また、ドラゴンに乗っての空中戦や、強大なヴィランの雰囲気を目いっぱい漂わせる津田によるジャイロの表現なども、見応え、聞きごたえがある。タイムと一緒に現実世界にやって来たガフィンのCGもよくできている。
現実とアニメ、どちらにも比重をおきつつ、違和感なくつながるエンタメ性に満ちた物語に期待が高まる。
「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」は、ディズニープラスのスターで毎週水曜に新エピソードを独占配信中。12月27日(水)は第3・4話同時、第5話以降は毎週1話ずつ配信される。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/dragons-of-wonderhatch/
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