コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、漫画家の田中ぬぬさんがX(旧Twitter)に投稿した『幼馴染の話』だ。
10年ぶりに再会した幼馴染みの変貌ぶりを描いた同作。11月19日に作者がXに投稿すると、1万の「いいね」が寄せられて反響を呼んだ。この記事では作者である田中ぬぬさんにインタビューをおこない、創作の背景やこだわりについて語ってもらった。
10年ぶりに再会した幼馴染の思いもよらぬ変化
とある村で暮らすコタローとヒカルとマサオの3人は幼馴染の関係。あるときヒカルの引っ越しが決まり、コタローとヒカルは小指を結んで「いつかまた会おう」と約束した。
それから10年が経過した頃、ヒカルが夏の間だけ村へ帰ってくることとなった。コタローがヒカルを迎えにバス停に向かうと、腰まで届く黒髪の女性を見かける。こちらに気がついた女性は、明るい笑みを浮かべて「コタロー!?」と呼びかけた。
自分と同じ男だと思い込んでいたヒカルが女であったという事実を知り、驚いたコタローはおずおずと挨拶を返しながら照れたように幼馴染の彼女を見上げる。そんなコタローの姿を見たヒカルは、コタローよりも驚いた様子を見せ…。
男の娘に変貌を遂げた幼馴染の育った不思議な村が話題となり、大きな反響が寄せられている同作。X上では「よくある話かと思ったら、ラストでどんでん返しだった」「もれなくみんなかわいくて最高」など多くのコメントが集まった。
「かわいい男の子の行き着く先」をイメージして描いている
――『幼馴染の話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
YouTubeで「田舎の怖い話」的な動画を見て、田舎をテーマになにか描こうと思ったのがきっかけです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
「間」と「テンポ」を意識して作りました。ヒカルの体型と3ページ目の表情も何度か描き直しました。でも、一番注目して欲しいのはマサオの変貌ぶりです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
2ページ目の流れが気に入ってます。インパクトの後の「間」がイメージ通りに描けたのと、ヒカルとコタローの身長差でコタローがかわいく描けたかなと。
――もともと男の子だったキャラを女性に仕立てる際に意識していることはあるでしょうか?
個人的には女性に仕立てるというよりは「かわいい男の子の行き着く先」というのをイメージして描いてます。
――コタローの一人称は「俺」のようですが、女の子になっているのは外見だけなのでしょうか?
ちょっと答えにくい質問ですね。これはもう読む人の想像におまかせしたいと思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
いろいろと考えていることはあるのですが、とりあえずはコンスタントにこういった作品を公開し続けていきたいと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
連載中の『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』第1巻が発売中です。そちらも、ぜひ見て頂きたいと思います。
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