1月28日(日)に東京・有明アリーナからABEMA PPV ONLINE LIVEにて国内独占生中継される、アジア最大級の格闘技団体ONE Championship(以下、ONE)の日本大会「ONE 165:スーパーレックvs.武尊」開催に先立ち、元K-1 WORLD MAX世界王者の魔裟斗のインタビュー動画が、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeにて公開された。
元K-1WORLDMAX世界王者の魔裟斗に聞く
さっそく元K-1WORLDMAX世界王者の魔裟斗に今大会のメインイベント「スーパーレックvs.武尊」についての勝敗予想をしてもらうと、「ロッタンよりもっと強豪なんじゃないかという気さえしています。僕のまわりの格闘技関係の人たちに聞くと、“スーパーレックやばい。強い”と言っています」と開口一番、スーパーレック選手の強さを語り出す。
また今回、キックボクシングルールでスーパーレック選手と対戦することについては、「スーパーレックはムエタイルールとキックボクシングルールでは、戦い方がまったく別。ムエタイルールだとひざとひじの選手。ほぼひじの選手ですね。しかし、キックボクシングルールだとひじがないので、ひざ、ハイキック、ローキックの選手に変わるんですよね。今回のルールは、武尊にとって良いルールだなと思います」とルールの視点からスーパーレック選手の特徴を語る。
次に、ロッタン選手とスーパーレック選手の決定的な違いについて聞くと、「ロッタンとは、何も考えなくてもかみあいましたよね。どちらのほうが打ちあったら強いかっていう、わかりやすい展開になっただろうな、と」と対ロッタン戦の展開を予想すると、「スーパーレックは、武尊からすると距離が遠い」とファイトスタイルをあげ、「武尊はその距離をつぶして、インファイトで戦いたいと思うけれど、インファイトで入っていった時に、スーパーレックはそこからひざ蹴りが得意なんですよね。ただ、なかに入らないと武尊の得意のパンチの勝負がしにくいと思うので、なかに入らなければどうしようもないけど、なかに入ったらひざ蹴りがあると。ひざ蹴りを打ってくるけど、武尊には鋼鉄のボディを作れと」と両選手の戦い方の特徴をあげて、相性を語る。
さらに、魔裟斗は、スーパーレック選手について「蹴りがすごいってまわりの評価ですけど、僕が見た感じ、蹴りよりもひざ蹴り、あと右ストレートが重い。パンチは細かく、小さく打つボクサーのようなパンチではないけど、ムエタイ特有の一発一発、強く打つパンチ。あの右をもらったら、危ないぞという気がします」とキックが評価されているなかで、あえて右のパンチについても注目し、警戒を強める。
その世界最高峰の打撃をくり出すスーパーレック選手の攻略法について、魔裟斗は「以前、武尊がK-1で戦ったダニエル・ピュータスが、スーパーレックを苦しめてるんですよね。どんどん前に出て、パンチでボディを打ったりして消耗させられてる。どっちがつかれてるかと言ったら、スーパーレックのほうがつかれているように見えた。武尊も同じような戦い方で、前半、前にプレッシャーをどんどんかけていって、ミドル、ローキックを防御しながら、ひざもかいくぐりながら、ボディや顔にパンチを打っていくことができれば、後半4、5ラウンドにチャンスはくるんじゃないかと思う」と相手のキックを警戒しながらも、パンチを打ち続けることで、後半にチャンスが来ると分析する。
また、「武尊のパンチは一発があるので、一発、当てることができれば、5ラウンド中に必ずワンチャンスはくるので、そこを武尊が逃さないことですね。チャンスが2回、3回もくると思わないほうがいい。ワンチャンス、効いたと思ったら、そこで終わらせるぐらいの気持ちで勝負に出てもいいんじゃないかなと思います。後半4、5ラウンドの勝負だと思いますよ」と数少ないチャンスを武尊選手がものにできるかが勝負の分かれ目だと話す。
最後に「今回のスーパーレックはロッタンに勝るとも劣らない強豪なので、きっと勝負は後半になると思う。武尊の持ってる右の重いパンチを当てて、武尊の日本でのKO勝利をひさしぶりに見たい。期待してます!」と世界を獲った先輩から世界に挑む後輩へエールを送った。
スーパーレックの脅威、武尊の対策、そしてKOの可能性、すべてを語った
「ONE165:スーパーレックvs.武尊」
1月28日(日)昼1:00~ ABEMA PPV ONLINE LIVEにて国内独占生中継
大会特設ページ:https://abema.tv/lp/one-onair
「ONE Championship 2023」
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