1月26日(金)にスタートする阿部サダヲ主演の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系※初回は夜10:00-11:09)の制作発表会⾒が1月19日にTBS前のサカス広場で行われ、主演の阿部をはじめ、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、吉田羊、そして本作の脚本を手掛ける宮藤官九郎が“昭和”を意識した装いで登壇。会見では、撮影の裏話や自身の役どころなどをテーマに出演者たちがトークを繰り広げた。
昭和の“ダメおやじ”が令和へタイムスリップ
同作は、昭和のおじさんがコンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく意識低い系タイムスリップコメディー。脚本は宮藤が務め、妻を亡くした市郎(阿部)とその一人娘・純子(河合優実)、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディーとしての要素も持つ完全オリジナルストーリーだ。
同ドラマには、突如1986年から2024年へタイムスリップし、令和では考えられない“不適切”な言動を繰り返す小川市郎役を演じる阿部の他、そんな市郎の一人娘で昭和の女子高生・純子役で河合が出演。また、バラエティー番組のアシスタントプロデューサーとして働くシングルマザー・犬島渚役を仲が演じる他、磯村、坂元、吉田ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。
劇中でタイムスリップしてしまう“バス”に乗ってキャストたちが登場
キャストと宮藤は劇中にも登場するバスに乗車し、手を振りながら登場。その中でもひときわカラフルな衣装の仲は、ファッションのポイントについて聞かれると「もちろん皆さまと足並みを揃えております。肩パットは控えめに2個入っております」とにっこり。会場に駆け付けたファンの拍手に包まれ、和やかなムードで会見がスタートした。
阿部は、宮藤が手掛ける脚本の民放ドラマで単独主演を務めるのは今回が初。オファーを受けた際の感想を問われると「宮藤さんと、磯山プロデューサーと、チーフの金子(文紀)監督のドラマは出てはいたんですが、実は久しぶりなんですよ。それで主演もやらせていただけるということでうれしかったですし、本を読んだら“すごいな”って思いましたね(笑)。僕は最初のせりふにびっくりしました」と振り返った。
また、“昭和のおじさん”を演じるにあたって準備したことを聞かれ「もうやめちゃったんですけど、最初小指の爪だけ伸ばしていたんです。分かる人だけ分かればいいんですけど」と阿部が明かすと、隣に座っていた吉田らが声を上げて笑う一幕も。
「昔のおじさんって小指の爪で耳とか鼻ほじったりとか、すごい器用に使っていたんですよ。でもドラマ上必要ないなって」と補足すると、刺さる世代には大ウケの様子。かなり細かい部分までこだわって役作りをしていたことを明かした。
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