トモヤ、ユウヒ、セイタ、ユウキの「ヤッターズ」チーム
次は、トモヤ率いる、ユウヒ、セイタ、ユウキの「ヤッターズ」チーム。曲は「Because of you」。先が見えない不安な状況で光を与えてくれた人たちへの感謝を表現した、ミディアムテンポの楽曲だ。J.Y. Park曰く「1つ1つの音や呼吸、ダンスの小さな動きまで目立つので、繊細さと正確さ、感情表現が求められる曲」。
今まであまり経験の無いジャンルの楽曲に戸惑う4人。その不安がレッスンでも表れてしまい、笑顔が無く、ずっとしかめっ面で歌っている事をトレーナーから指摘された。そして、「誰かを想いながら歌うべき。その事について、全員でよく話し合うように」とアドバイスを受けた。
ビデオレターで打ち明けた想い
本番7日前、彼らにもお互いへのビデオレターが。トモヤはユウキへ。韓国合宿になってからあまり良い評価を貰えていないユウキが「未来が不安」と悩んでいた事に対し、何て声をかけたら良いのかわからなかった、と語るトモヤ。「明るいオーラでいつも笑わせてくれるユウキのおかげで、どれだけツラくても頑張れる」と伝え、「一緒にデビューして、一生ずっと笑わせてくれたら嬉しい」とのトモヤの言葉に、ユウキは涙を拭っていた。
ユウキはユウヒに「ユウヒという存在があったからこそ、ここまで耐えてこられた」と感謝し、ユウヒはセイタに「本当に必要な存在」だと告げた。そして、セイタは同じJYP練習生として過ごしてきたトモヤに。「最初の頃は一緒に歩いていける仲だったのが、今はトモヤは先頭に居るような気がしてその背中がスゴくたくましくて、リーダーはトモヤじゃないといけない、って本当に思った」と、仲間が先に行ってしまった寂しさと同時にリスペクトする気持ちを打ち明けた。
その後、家族からのビデオレターを見て、「Because of you」で「誰に感謝したいか」が明白になった4人は、方向性が定まり、本番に向け完成度を高めていった。
驚くべき統一性を見せたトモヤチーム。だが…
本番では、それぞれの想いが溢れ、幸せで温かい気持ちが伝わるパフォーマンスを披露した。引き込まれるように見つめていたJ.Y. Parkは、曲が終わると感嘆の声を漏らし、ゆっくりと大きな拍手を贈った。
バンチャンは、ユウヒを「安定していてプロの歌手のようだった」と称賛した。チャンビンもユウヒに対して同じ感想を述べた後、ユウキの歌声に視線を奪われた、と告げた。ハンも「ユウキが印象的だった」と評価し、「ステージで溢れ出す雰囲気が、人々の目と耳を集中させる魅力がある」と伝えた。
J.Y. Parkは、まず、両手を上げてゆっくり下ろす振付の4人のタイミングが合っていなかった事を指摘し、4人はガッカリした表情に…。だが続けて、「なぜそれを覚えているかと言うと、それ以外は驚くほど合っていたから」と告げた。特に、プロでも合わせづらい斜めに手を伸ばす振付が、すべての箇所で、角度もタイミングも信じられないレベルで揃っていた、と驚きを隠さなかった。
そして、これまで2回続けてチームを勝利へ導けなかったトモヤに対し、「今日はリーダーとして光っていた」と、彼のリーダーの資質を認めた。そして、今日のトモヤは期待以上だった、と絶賛し、彼は思わず「よっしゃ！」とつぶやくほど喜びを隠せない様子だった。ユウキに対しては、高音パートで彼の実力なら地声で充分歌えたはずなのに、緊張から裏声を使った事を残念がった。ユウヒについては、ダンスの正確さが少し足りない、と指摘。セイタには、ダンスにもっとフィーリングを乗せてほしかった、と告げた。
勝者について意見が割れたJ.Y. Parkと3RACHA
J.Y. Parkと3RACHAで長らく協議した後、勝者は、ハルチームとなった。実は、J.Y. Parkと3RACHAで意見が割れたのだが、最終的に3RACHAの意見を聞いて決めたそう。負けたトモヤは「めっっちゃ悔しいです！」と言い、ハルは苦笑い。「またハルチームに負けてしまったので、次のステージでは勝てるように、もう1回気合いを入れ直して戻ってきます」と、並々ならぬ覚悟を見せた。
「Nizi Project Season 2＜完全版＞」は、Huluにて全話独占配信中。また、デビューグループ“NEXZ”による初の冠番組『MiracleZ』が、1月12日よりHuluにて独占配信スタート。毎週金曜夜10時に新エピソードが追加される。
◆文＝鳥居美保
https://www.hulu.jp/nizi-project-season-2
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