川栄李奈“澪”の過去がついに明らかに…「私は姉を殺した」<となりのナースエイド>
川栄李奈が主演の水曜ドラマ「となりのナースエイド」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)の第2話の放送が終わり、第3話の予告で秘密にしていた過去がとうとう明らかとなった。
第2話の放送では…
ステージ1のすい臓がんで入院した人気インフルエンサーの萌(恒松祐里)は、手術をかたくなに拒否するワケをなかなか話そうとしない。それどころか、口を開けば「流行りの飲み物を買ってきて」、「ライブ配信用の照明がほしい」と、わがままばかり。どうすれば心を開いてくれるのか...澪(川栄李奈)は頭を悩ませる。
そんな中、大河(高杉真宙)が日本で初めてとなる小児への心肺同時移植手術を成功させる。快挙を知った澪は居ても立ってもいられず大河の元へ走り、「命のリレー、見事つなぎましたね?」と祝福。臓器の移植は人から人へ命をつなぐ...それはまさにリレーのようだと興奮気味に話す澪は、その手術をたったの5時間でやってのけた大河の技術の高さに改めて感服する。
萌をなかなか説得できない澪は、猿田弥彦(小手伸也)から「面倒だろう」と言われてカチンとくる。萌のことを「わがまま」「芸能人になれなかった落ちこぼれ」「人生をナメてる」と散々こき下ろす猿田。澪は「それは偏見です。...自分の知らない世界で必死で生きている人間をバカにするのはやめた方がいいと思います」と反論するが、怒った猿田から「医者になりたかったのに、ナースエイドをやってる落ちこぼれ」とののしられ、返す言葉を失ってしまう...。
そんな2人の会話を聞いていた萌は、自分に寄り添ってくれた澪にようやく心を開き、手術を拒否した理由を打ち明ける。萌はもともと女優を目指していたが、全く売れずに所属事務所からクビを言い渡され、ライバーに転身。そこで必死に頑張って知名度を上げ、夢だった女優の仕事がやっと舞い込んだ。その作品は肌を露出する際どいシーンもあるが、このチャンスだけはなんとしても逃したくない。それなのに執刀医の大河から、手術でおなかを切って、しかも大きな傷痕が残ると言われてしまった。体に傷があると映画に出演できなくなってしまう。それが手術を拒否していた理由だった。
ロボット手術を導入することを提案
萌にとって一番いい方法を模索する澪は、大河にロボット手術を提案。約1センチの複数の穴からロボットアームを挿入して、すい頭部と十二指腸を切除するのだ。この方法なら傷痕はほとんど残らない。しかし、ロボット手術は高難易度。しかも、予想外のガンの進行や、不測の出血などがあればすぐに開腹しないといけない。そのリスクは避けられないと言う大河に、萌は「何があろうと絶対に傷痕を残さない! そう約束してくれるまで絶対に手術は受けない」と意志を曲げない。
しかし「その約束はできない」と大河。するとその夜、萌はライブ配信で大河を非難。「私の執刀医、ミスしたら体に傷が残るとか言ってるの。それなのに強引に手術しようとするの! マジで超やぶ医者」―。翌日、大河は火神(古田新太)の命令で、心肺同時移植手術の成功報告会見に嫌々ながら出席する。人前に出ることが苦手で緊張している大河に澪は、「大丈夫ですよ。何か聞かれたら、自分の思ったことをそのまま言えばいいんですよ」とアドバイス。
すると、会見に臨んだ大河の第一声は「臓器の移植とは、人から人へ命をつなぐ命のリレーです」。会見で手術の経緯を説明する大河に、記者から萌の手術について横やりの質問が。昨夜のライブ配信で萌が告発したことは本当なのか? リスクがあるのに強引に手術をする気なのか? と、記者は会見の趣旨とは無関係の質問を大河にぶつける。
答える必要のない質問だが、大河は真っすぐに記者を見据えて「患者に対して手術のリスクを伝えることは医者としての責任。そのリスクを上回る利益があるから手術を勧めたんです。医療は絶対ではない。その上で患者を救うことを最優先に考える、それが医者です」。大河の正論に、記者はぐうの音も出なかった。