“伊予田春”という役の感覚や心情が自分のものだという手応えがあった
――劇中では1人旅をする役でしたが、森さんは1人旅の経験は?
1人で近場のラーメン屋さんや焼肉さんに行ったり、1人カラオケに行ったりとか。1人行動は、好きなんですけど、遠方への1人旅はないかもしれません。今度、1人で仙台に行ってみたいです。1度行った時、ご飯がものすごく美味しかったので、美味しいものを食べる旅をしたいです。
海外だったら、砂漠の神秘的な光景が見たいです。それこそカメラに納めたいですね。でも、1人で行くのは、ハードルが高いので、お友達としっかり計画して行ったほうがよさそうかも。
――旅って、リセットして癒されたいとか、目的は人それぞれですよね。旅の目的は?
私にとって旅とは、新しい風景や体験との出会いが楽しみ。移動中は眠っちゃうかもしれないですけど、初めて訪れる場所って、街並みを歩いていても、飽きちゃったなと思うことがないじゃないですか。旅には刺激や、ワクワクを求めるかもしれないです。
――今回、カメラでいろんな風景を切り取る役を演じましたが、森さんが役者として、これから見たい景色は、どんなものですか?
今作で海外ロケに行って、本物の景色を見て思ったんです。そこにいる自分が、本物の春になれていて。役の感覚や心情が自分のものだという手応えがあって、リアルだったんですよね。
その場所に思い入れがある春として見たあの壮大な風景の数々は、本当に特別なものでした。全部本物のようなお芝居ができるように、そんな景色をこれからいっぱい見て行きたいです。
◆取材・文/福田恵子