間宮祥太朗と佐藤二朗が、2月12日に都内で開催された映画「変な家」変な報告会に登場。共演の川栄李奈、DJ松永(Creepy nuts)、メガホンをとった石川淳一監督と撮影現場でのエピソードなどを語った。
原作は雨穴の「変な家」
同作は、覆面作家兼動画制作者・雨穴(うけつ)が公開したYouTube動画とその前身であるウェブメディア記事を基に、自ら物語の続きを大幅に加筆する形で書籍化してベストセラーとなった「変な家」を映画化。間取りを注意深く見ることで明らかになる謎がさらに次の謎を呼び、その裏に隠された驚愕(きょうがく)の真実に迫る展開が、見る者をゾクッとさせる新感覚ミステリーとなっている。間宮は売れないオカルト専門の動画クリエーター・雨宮役、佐藤は雨宮とバディを組み間取りの謎に迫る一風変わった設計士・栗原役でW主演を務め、3月15日(金)に劇場公開される。
映画が完成を迎え、手応えを聞かれた間宮は「“ゾクッとミステリー”という宣伝文句で謳っていますけど、ミステリーでありつつミステリーの枠に収まらない、体感したことのないアトラクションのような映画だなと思っています。間取りという誰しも身近な謎、ちょっとした違和感から始まってすごく…後半…ね(笑)。『こんな景色が見られるんだ！』『こんな出口に出るんだ！』という映画になっています」とネタバレ防止で所々濁しながらも、興味をそそる言い回しでまとめた。
また、佐藤との共演について「佐藤二朗さんとバディということで、そして(佐藤はコメディー作品に定評があるが)コメディーではないということで。二朗さんとのバディをどうやって作っていくのかということにも楽しみな気持ちでした」と言えば、佐藤は「新しい切り口の作品で、2人のコンビは顔の濃さから、年齢から、ものすごく落ち着いていて(間宮)、ものすごく落ち着いていない(佐藤)、全部が真反対のバディ感も楽しんでほしいなと思いますね」と、個性が異なる2人の“バディ感”に自信を見せた。
撮影現場で“変だった”のは「主に川栄(笑)」
そして今作のタイトル「変な家」にちなんで、撮影現場での共演者の“変だった”エピソードは？という質問に、間宮が「二朗さんと川栄と3人での撮影が多かったので、3人でいる時の空気感は変でしたね…主に川栄なんですけど」とニヤリ。
すぐさま川栄は「二朗さんですよ！」と濡れ衣を主張するが、佐藤は「いや、川栄だよ。笑い方が好きなんですけど、川栄って『ハッハッハ！』って笑うんですよ。橋本環奈と川栄李奈は二大巨頭なんです。『ハッハッハ！』って笑う。それがすごくうれしくて、俺と間宮はよく笑わせてたね」と、お気に入りだという川栄の特徴的な笑い方を物まね。
それに対し、川栄が「本当に二朗さんがしつこいんですよ(笑)。一生しゃべっているし、途中無視していいかなと思っちゃって、リアクションがどんどん薄くなっちゃって…」と本音をこぼすと、間宮は「あの薄いリアクションと二朗さんの熱量が見合ってない瞬間も面白くて！」とそこも面白いポイントだと伝え、佐藤も「そうなの！おじさんになると(しつこく絡んで)若い子のリアクションが薄くなるじゃん。それもまた喜びなの！」と力説し、さらに川栄を笑わせていた。
◆取材・文・撮影＝月島勝利(STABLENT LLC)
