玉木宏が主演を務めるドラマ8「ジャンヌの裁き」(毎週金曜夜8:00-8:54、テレ東系ほか)。同作は、玉木演じるシングルファーザーが圧倒的強者である検察に立ち向かう姿を描くエンタメ司法ドラマとなっている。今回WEBザテレビジョンでは、今作を手がける北川P、中島Pにインタビューを実施。制作秘話や撮影現場の様子、クライマックスにかけての見どころなどを語ってもらった。
今回の企画は実は“先輩の置き土産” ただ、非常に面白さを感じた
――今回、検察審査会をテーマにドラマを作られたきっかけは何だったのでしょう?
北川:正直なことを言うと、企画を立ち上げたのは2023年3月に弊社を辞めた大ベテランのプロデューサーだったんです。その企画が通り、置き土産のような形で我々が担当することになりました。
その人に「どうして審査会だったんですか?」と尋ねたところ、一度不起訴になった事件が検察審査会によって覆った記事を新聞で読んだそうで。それをきっかけに興味を持ち調べると、桜を見る会や賭け麻雀など、審査会によって覆った事案をいろいろ見つけたと。
その時に「こんなに社会的に注目度の高い事件を扱っていたんだ。しかも一般市民の人たちが法律のプロに異議を申し立てている。これは非常に興味深い」と思ったとのこと。それをきっかけに企画を立てたと言っていました。
――検察審査会という名前だけは、確かにニュースで聞いた記憶があります。
北川:そうですよね。少し調べていくと、すごく大事件に関わっている司法機関だったと。そしてそれを構成しているのが一般の方たち。非常に面白いなと思いました。
「あまり見ない珍しい玉木さんだなと思いながら見ています」
――置き土産の企画から、お二人で広げていかれた形だったのですか?
北川:そうですね。企画に主演の玉木さんが乗ってくださり、そこから玉木さんをイメージして膨らませていきました。
――剛太郎というキャラクターも、玉木さんありきで広げていった役だったのでしょうか?
北川:玉木さんに相談する段階で、少女漫画家という設定は既にありました。ですがそれも、玉木さんがやってくれたら面白そうという気持ちがあったというのはあります。
百戦錬磨の俳優さんですが、優柔不断で涙もろいキャラクターはなかなか無かったと思うので、我々はあまり見ない珍しい玉木さんだなと思いながら見ています。
――玉木さんにオファーをされた理由を教えてください。
北川:かっこいいからです!
中島:先ほどあった通り、ギャップといいますか、僕らも一視聴者としてそういう玉木さんを見たかったというのはありました。視聴者の皆さんにも楽しんでいただけるかなと。
バップ
発売日: 2022/10/26