二階堂ふみが主演、日本初進出の韓国人俳優、チェ・ジョンヒョプが出演している火曜ドラマ「Eye Love You」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)。同作は、心の声が聞こえる“テレパス”を持つ主人公が超ストレートな年下の韓国人男性と恋に落ちる、もどかしくも明るいファンタジック・ラブストーリー。このたび、WEBザテレビジョンでは、中島啓介プロデューサーにインタビューを実施。完全オリジナルとなる本作の誕生秘話や、キャスト陣の魅力、またジョンヒョプによるアイデアも盛り込まれているという“韓国式”胸キュンシーンの裏側について語ってもらった。
テレパスの主人公×年下韓国人が織りなすファンタジック・ラブストーリー
ある事故をきっかけに、目を見るとその相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ本宮侑里(二階堂)は、知りたくもない相手の「本音」が聞こえてしまうため、恋をすることは長い間諦めていた。
そんなある日、侑里が出会ったのは明るく人懐っこい性格の韓国人留学生のユン・テオ(ジョンヒョプ)。彼と偶然目が合うも、聞こえてきた声は韓国語だった。太陽のように明るくストレートなテオは、自分の本音をさらけ出せない侑里の閉ざされた心をとかしていく。
侑里とテオを取り巻くキャストとして、大学時代に侑里と出会い、ともにチョコレートショップ「Dolce&Chocolat.」を立ち上げた花岡彰人役で中川大志、ショコラティエ兼ショップの店長でありながら、恋愛マスターとしての一面も持つ池本真尋役で山下美月(乃木坂46)が出演。
また、テオの先輩で頼れる兄のような存在の小野田学役を清水尋也、男手一つで侑里を育ててきた本宮誠役を立川志らくが演じる他、ゴリけん、鳴海唯、絃瀬聡一、杉本哲太ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。
目指したのは、みんなに愛されるオリジナルな“ラブストーリー”
――ヒロインの相手役を韓国人俳優が演じるのは民放GP帯連続ドラマ史上初ということで放送前から話題になっていましたが、このようなチャレンジをしてみることになった経緯を教えてください。
ドラマの企画をしたのは何年か前なのですが、ここ数年は韓国ドラマファンの方も多いですし、日本で韓国のコンテンツに触れる機会も多くなってきました。
これまで、国内でも単発ドラマでは韓国や中国の俳優の方と一緒に作品づくりをしてきたことはあると思うのですが、連続ドラマでそういった機会はなかなかなかったんです。みんな韓国のコンテンツを見たり、いい意味で垣根みたいなものがなくなってきている中で、日本人と韓国人の恋を描くドラマがあってもいいんじゃないかなと純粋に思ったのがきっかけです。
チャレンジングな企画ではありましたが、日本のドラマが好きな方にも、韓国ドラマを好きな方にも喜んでいただける、オリジナルなラブストーリーを作れたら、という思いでドラマを制作しております。
――今作はオリジナルストーリーですが、どのようにして着想を得たのでしょうか?
僕自身、周りに韓国人の友人がいたり、韓国にも行ったことがあるのですが、言葉が分からなくても表情から相手の気持ちは伝わってきますし、そんな中でのコミュニケーションの温かさを感じるという経験がありました。
このドラマは「Eye Love You」というタイトルの通り人間と人間の愛がテーマなので、そこに通ずるものはあるなと思い、主人公が“テレパス”という能力を持つ設定でストーリーを作っていくことにしました。